恒星、惑星、衛星

あまり知られていませんが太陽系の惑星は内側と外側とではまったく違った構造をしているのです。

現在8個の惑星が公転していますが、大きく分けて
地球型惑星木星型惑星
に分けられます。

地球型惑星水星金星地球火星

木星型惑星木星土星天王星海王星

地球型惑星と木星型惑星は構造的にまったく違うもので、どうしてこのように分かれたのか断定はされていませんが、一番有力な説が「太陽からの距離」です

地球型惑星と木星型惑星のそれぞれ4つの惑星達を見れば太陽からの距離ではっきり種類が分かれているのが判ります。

これは太陽系が誕生したころに無数にあった惑星の元にあたるガスが衝突しあって各惑星が誕生したときに分かれたといわれています。

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岩石や金属でできている地球型惑星

地球の内部構造

火星より太陽に近い「地球型惑星」(水星、金星、地球、火星)は太陽の熱や太陽風の影響をもろに受けて、軽い元素の水素やヘリウムなどを繋ぎ止めておくことができなかったために酸素と二酸化炭素の2代大気を残す結果となったといわれています。

また重い元素だけが残ったことで岩石や金属で覆われた形になったとされています。

地球型惑星の内部構造は基本的に「核」「マントル」「地殻」に分かれています。

そのほとんどが鉄の核をマントルと地殻が覆っている状態です。

 

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ガスでできていて硬い地表が存在しない木星型惑星

木星の内部構造

木星より外側の木星型惑星(木星、土星、天王星、海王星)は太陽の影響を受けることなく水素やヘリウムなどの軽い元素も逃がさずに済んだのです。

地球型惑星のように硬い地表が無くガスの塊のような構造になっています。

表面のガスの下には水素がガス状・液体状になっていて核は小さな岩石を液体金属が包んでいる状態と言われています。

ガス状ということで密度は低いですが質量が大きいことから重力が強く、数多くの衛星を持っています。

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ちなみに木星の表面に存在する「大赤斑」は嵐のように渦巻いている状態で、とてつもなく大きく地球の4倍もの大きさがあります。

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また、土星の環はとても密度が小さいので水に浮かんでしまうといわれています。

 

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海王星や天王星は構造的に「天王星型惑星」と分けるべき?

以上が地球型惑星と木星型惑星の特徴ですが、ボイジャー2号の観測データーにより海王星や天王星のマントルの構造が水、アンモニア、メタンの3種類が混合した氷でできているのが確認されており、木星型惑星とは構造的に違うことからこれら両惑星を「天王星型惑星」に分けられたようです。

したがって太陽系の惑星の種類は以下の通りになります。

地球型惑星:水星金星地球火星

木星型惑星:木星土星

天王星型惑星:天王星海王星

ここで気になるのが冥王星です。

以前は太陽系の第9惑星で純惑星に格下げされた「冥王星」はあまりに遠いことで観測ができないためにまだ分かっていませんが、一説のよると彗星や小惑星に近いのではないかと言われています。