あなたは子供のころ宇宙飛行士になりたいと思っていませんでしたか?
また今でも宇宙飛行士になるために頑張っている人もいるのではないでしょうか?
私も子供のころの夢が宇宙飛行士になることだったのです。
しかし現実は厳しく、はかない夢に終わってしまいました。
何がって・・・
勉強が嫌いだったからです(^^ゞ
大学受験には某大学の「航空宇宙学科」を志望していたんですが、当時(40年前)は「中部統一テスト」という模擬試験があって合格率は0~5%だったんです。
しかもその大学は関東地方にあって、実家を離れて大学に通うとことへの不安感からあっさり受験を諦めてしまった経緯があります。
たいして調べもせずに諦めるなんて何とも情けない話ですが、それだけ縁が無かったということでしょう。
もちろん今チャンスがあれば挑戦したいと思っています。
といっても年齢制限で無理ですが!(^^)!
そこで今回はどうしたら宇宙飛行士になれるのか、学力や体力的なことなどを調べてみました!
もし宇宙飛行士に挑戦したいと思っている方がいましたら参考にしてください。
JAXAの宇宙飛行士募集要項
日本で宇宙飛行士を養成しているのは「はやぶさ」の成功で一躍有名になった
宇宙航空研究開発機構「JAXA」だけです。
これまで毛利衛さんや山崎直子さんなど、多くの宇宙飛行士を輩出
してきたことでよく知られていて、さまざまな功績が高く評価されていますね。
そのJAXAですが頻繁に募集していることは無く、最近では2008年に国際宇宙ステーション
の搭乗宇宙飛行士候補者を募集したのが最後になっています。
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何と10年ぶりの試験だったそうで、5回目で3名のみの募集だったとのこと。
この募集に集まった人は963名だったそうで、倍率は321倍!
300倍以上の倍率が高いとみるか低いと見るかは考え方次第です。
プロの野球やサッカー選手の倍率が2000倍、芸能のアイドルだって4000倍という高倍率であるといいます。
そんなことを考えるとそんなに難しい世界でもないかもしれませんよ。
それにスポーツ選手は持って生まれた才能が無いといくら努力してもプロにはなれないと言われていますが、宇宙飛行士になるには才能は要りません。
子供のころに学力や体力が無くても努力次第で宇宙飛行士になれるかもしれないのです。
夢をあきらめずに宇宙飛行士になれるように頑張ってください。
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宇宙飛行士の応募資格
気になる応募資格(国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者募集の場合)や求められる能力は以下の通りです。
2.自然科学系の4年制大学を卒業している。
3.大学卒業後に自然科学に関連する研究・開発の仕事を3年以上経験している。
4.心身ともに長期間の宇宙滞在に適応できる。
5.1級程度の英語力が必要で英語でコミュニケーションがとれる
これらは今後宇宙飛行士としての資質が要求されるんだそうです。
年齢制限はありませんが、実質的に40歳程度(定年は60歳)までのようです。
この他にもさまざまな条件があります。
たとえば、宇宙からの帰還時、海に不時着した場合などを想定して泳げることが最低条件であることをはじめとした体力があることや、誰とでも仲良くなれるチームワーク力や何にでも興味が持てる柔軟性など。
これらをクリアして初めて宇宙飛行士選抜試験に挑むことができます。
ちなみに2008年の場合は次の通り
応募者963人
↓
2.ここで230人まで絞られる。
↓
3.第1次選抜:ここで50人まで絞られる。
↓
4.第2次選抜:ここで10人まで絞られる。
↓
5.第3次選抜:ここでは閉鎖空間で1週間で10人の受験者がそれぞれの課題をこなす。
これだけの試験を経て最後まで残ったのが3人だけとなったそうです。
ちなみに合格率は0.31%
詳しくは平成20年度 国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者 募集要項 を参考にしてみてください。
気になる「自然系大学」ですが、理工科系(医学系、農学系、化学系など)であれば何処でも良いらしいですよ。
こうした資質を持ち合わせた30~40代の日本人が1000名近く応募してくるわけですから難関といえば難関ですね。
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持病は採用試験で専門医に判断してもらう
宇宙には専門医がいないので、もし何らかの発作が起きた場合対応することができません。
したがって持病を持った人は宇宙飛行士にはなるのは難しいかもしれません。
ただし、宇宙飛行士の募集要項には「持病を持った人はダメ」とは書かれていないので応募が不可能ということではありません。
持病も程度というものがあるでしょうから、実際に採用試験で専門医に診てもらい判断してもらうしかないようです。
もし心配ならJAXAに問い合わせてみると良いでしょう。
現在の宇宙飛行士の学歴
これまで難関を突破してきた宇宙飛行士候補にはどのような大学を卒業しているのか気になりますね。
いったいどこの大学を卒業しているのか一部ご紹介します。
【野口聡一】 東京大学
【若田光一】 九州大学
【向井千秋】 慶應義塾大学
【毛利衛】 北海道大学
やはり名の通った一流大学がばかりですね。
何だか物怖じしてしまいそうですが、出身大学名だけをみて諦めてしまうようでは宇宙飛行士にはなれませんよ!
一番求められるのは宇宙開発に対する情熱です。
勉強が苦手でも情熱を持っていれば何とかなります。
情熱さえあれば英語の勉強だって体力増強だって必ず乗り越えられます。
他の誰よりも負けないくらい宇宙開発というものに情熱をもって取り組んでください。
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