先ごろネットニュースを見ていたら、「宇宙の入り口旅行が350万円から」との見出しが目に飛び込んできました。
えっ、宇宙に350万円で行けちゃうの?って感じてしまうくらいの激安価格に見えてしまったんです。
というのも、「クラブツーリズム」が主催する宇宙旅行が2500~3000万円もするんですよ!
これを考えると激安価格じゃないか!って思っちゃいますよね。
しかも旅行会社大手の「HIS」が主催しているツアーで「2015年初夢フェア」の商品の1つということで一応は信頼できます。
2015年6月1日出発からで、70日前までに申し込みが必要とのこと。
これは申し込むしかない!と早速HISサイトへアクセス。
ところが「宇宙の入り口旅行」の中身を詳しく見てみると・・・
戦闘機に乗せてもらって成層圏まで上昇し地球を眺めるといった計画らしいです。
しかも無重力を体験できる訳ではありません。
戦闘機に乗って地球を眺めるだけで350万円?
無重力体験無しでです。
しかも戦闘機はミグ29
もちろん戦闘機なので家族や友人と一緒には乗れません。
しかも1日に2名限定ということになっています。
これってちょっと怖い気がするし、350万円は高すぎるんじゃないの?
って逆に感じてしまいました。
詳しいツアー内容を見てみると・・・
日本~モスクワ間の航空券代金、モスクワ~ニジニノブゴロド間の鉄道・航空券代金、ホテル3泊分、寝台列車1泊分、空港~ホテル間の送迎、日程表に記載の食事・観光・ガイド・アシスタント
利用ホテル
【モスクワ】…ヒルトンレニングラーツカヤ、メトロポール、シェラトンパレス、スイスホテルクラースヌィホルミーのいずれか【ニジニノブゴロド】…アレクサンドロフスキ サド、ニコラハウス、オカのいずれか
ツアー代金には、航空代金や移動運賃、ホテル宿泊費などが含まれていて、まあまあの待遇のようです。
また当日は医師による健康診断と、専用の「重量スーツ」に着替えて45分間のフライトが楽しめるというものです。
これだけみるとけっこう手間がかかっているみたいですが、これが高いとみるか安いとみるかは本人の価値観でしょう。
ちなみに戦闘機は一回発進すると200~250万円かかるそうなので、意外と妥当な金額かもしれませんね。
成層圏から何が見えるの?
成層圏から地球を望むなんて普通の人はなかなかできることではないし、オーロラや皆既日食を観るよりもはるかに困難でしょう。
百聞は一見に如かず!
実際に見てみるのが早いですよね。
そこでネットで調べてみたらiPhoneをバルーンを使用して成層圏まで上昇させた動画がユーチューブにアップされていたのを見つけました。
風の音も録音されていて成層圏まで上昇するとシーンとしていてリアル感もありけっこう迫力ものですよ。
日本初iPhoneを成層圏に飛ばし地球を撮影→洋上回収に成功
天気が悪いと搭乗できないが返金制度がある
このツアーは全日程が6日間で、搭乗は3日目に予定されていて天気が悪いと4日目になるそうです。
2日間とも天気が悪いと搭乗できないそうですが、その場合は290万円返金されるそうです。
これなら皆既日食やオーロラ見たいに天気が悪くて見れなかったというリスクが290万円の返金で軽減されるので安心ですね。
また天気が悪くて搭乗できずに宇宙の入り口が観れなくてもロシア国内の名所見学ツアーもあるのでそこそこ楽しめると思います。
持病のある人は搭乗できない
成層圏に行くので気圧が下がります。また戦闘機なのでそれなりのGがかかるので健康体でないと搭乗できないそうです。
と言っても程度問題なので具体的にどのような持病を持っている人が搭乗できないのでしょうか。
企画ページを見てみると【ご案内・ご注意】にこんなことが書いてありました。
18歳未満の方、乗り物酔いの激しい方、心臓に疾患のある方、妊娠中の方、坐骨神経痛・ヘルニア等
これだけみるとよほど不健康でない限り搭乗できそうですね。
ただ、喘息や糖尿病などの持病という微妙な人の搭乗はどうやって判断するのか気になりますよね。
ちょっと気になってサポートに問い合わせてみたら、搭乗当日のメディカルチェックで判断するそうです。
結局、持病を持った人は行ってみないと判らないということのようです。
もちろん持病での搭乗拒否は返金はされないのでちょっとハイリスクですね。