宇宙飛行士というと特別な人しかなれないと思っていたら民間人でも訓練さえ受ければなれるんですね。
先ごろ読売新聞で掲載されていたんですが、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗予定なのが51歳の高松聡さんなんだそうですが、名前はもちろんどんな人かも知りません。
写真を見ると年齢の割には若く見えて体型もスレンダーですね。
何かのスポーツをやっていて体力には自信がありそうな感じです。
顔は笑福亭鶴光に似ていて温厚そうな感じがしますね。
ただ、後ろを伸ばしている髪型が気になりますが・・・
ちょっとナルシストかも!(^^)!
中身をよく読んでみると、宇宙を舞台にした清涼飲料水やインスタントラーメンのコマーシャルを手掛けているんだそうです。
そういえばそんなCM見たことあります。
無重力状態の宇宙船の中でポカリスエット?みたいなのを飲んでいるCMですよね。
最初見た時には無重力状態をどうやって撮影したんだろうと不思議に思ったCMです。
聞くところによるとCGを駆使したCMだそうで、作り方は企業秘密みたいです。
CMを作るのにも宇宙にこだわっているんですね。
現在はスペース社と業務提携して代理店を経営しているそうです。
まあそれなりに地位と名誉を兼ね備えた人ってことです。
うらやましい(^^ゞ
ISS搭乗にかかるお金は?
ISSはJAXA職員ならお金は国が支払ってくれるはずですからいいと思いますが、一般民間人となるとかなりの金額になるみたいです。
そこで調べてみたんですが、スペース・アドベンチャーズ社の発表によれば以前は3000万ドル(36億円)だったのが最近では3500万ドル~4500万ドル(42~54億円)となっているようです。
中身はというと全日程は10日間ほどで、ISSに1週間ほど滞在して宇宙遊泳までさせてくれるとのこと。
それまではけっこう厳しい訓練が待っているようで、合格しないと行けないそうです。
それにしてもこの金額を51歳の高松氏が全て自腹で支払うのでしょうか?
気になりますね。
いずれにしても仕事柄宇宙旅行体験が今後のビジネスへの投資みたいな形になるのは間違いないでしょう。
実際に宇宙を体験した人でないと作れないコマーシャルを見てみたいですね。
高松聡氏のプロフィール
日本民間人として初めてISS搭乗のチャンスを得た高松聡氏とはいったいどのような人物なのかプロフィールを調べてみました。
最終学歴は、筑波大学基礎工学類卒業で、大手広告会社「電通」に入社。
電通でクリエイティブ分野を手掛けた後退社して宇宙映像制作会社・株式会社SPACE FILMSを設立し、ユニークな広告キャンペーンを手掛けているそうです。
子供のころから科学に興味を持ち、将来の夢は数学者か物理学者か宇宙飛行士だったとか。
ただ成長するにつれ文系にも目覚め、一番大好きだった物理か将来の生き方を考える文系なのか選択を迷った時期があったそうです。
大学受験も文系か理系かを決められないまま周りに流され普通の大学生に。
大学では英語でディベートを行うサークルに所属して堪能な英語力を身に付けたそうです。
これがのちの宇宙CMで大いに役に立ったとか。
4年生になるともっとも先端の「化合物半導体」の研究室に入り研究に没頭していたそうです。
その時期に宇宙飛行士の募集があり応募しようとしたところ1.0以上ないといけない視力が満たされずに断念。
それからはビジネスの世界で頑張ろうと気持を切り替えて大手広告会社「電通」に入社したそうです。
高松氏は独身
プロフィールを見ていると理系か文系かで迷ったり、宇宙飛行士がダメなら宇宙ビジネスに打って出るあたりは何をやっても成功するような「マルチ人間」って感じですね。
ところで気になるのは高松氏の家族のことです。
51歳という年齢からしてずいぶん前に結婚していて孫がいてもおかしくありませんよね。
ところがプロフィールや記者会見など、いくら見ても両親の話は出てきても妻や子供の話が出てこないところを見るとおそらく独身ではないでしょうか。
宇宙にあこがれて宇宙飛行士を目指したり宇宙ビジネスを手がけたりと、仕事一筋で来たことで結婚する暇が無かったのでしょうか?
それとも結婚に興味が無いとか・・・
ちなみに両親からは今回の宇宙滞在の話はあきれられたそうですが、「年齢からしていつ死ぬとも限らないからやりたいことをやっておけ」と応援してくれているそうです。
本人も宇宙に行けるのなら死んでも良いと思ったそうで、リスクをとっても挑戦したいとのことです。
この人凄いですね。