星座

天文に興味を持った人がまず、覚えるのが星座ですよね。

というのは、星座が判らないと星雲や恒星、惑星などを探すことができないからです。

流星群だって星座の名前が付けられているし、星座のα星で3角形を作ったりしています。

また、夜間方角が判らないときは星座を知っていれば東西南北なんかは簡単に特定できます。

そんな利用のされ方をしている星座はどうやって作られたか、また全部でいくつあるのかなど、星座の基本みたいなものをまとめてみました。

スポンサーリンク

目次表示位置

星座はその都度確認していけば自然と覚える

実はつい最近まで、星座がどうやって作られたのか、全部でいくつあるのかは私も知りませんでした(^^ゞ

というのは単純に興味が無かっただけです。

というより星座を星雲や惑星を探す目安にしか考えていなかったというのが本音かもしれません。

なので、星座早見盤を使ってで覚えたことが無く、アンドロメダ銀河やオリオン座大星雲、木星土星など、いくつかの星雲や惑星などを天文雑誌を確認しながら探していたら自然に覚えてしまいました。

不思議なことに好きなことは必死に覚えようとしなくても覚えてしまうんですよね。

小学生の時は天文関連の図鑑なら一度読めば覚えてしまいました。

学校の勉強もこれくらい記憶力が良ければ苦労しませんでしたが・・・  

まさに「好きこそものの上手なれ」ですよね。(*^_^*)

あわせて読みたい:星座早見盤と星座占いで星座を覚えるコツ
         星座を覚えることで星雲や惑星の位置が判りやすくなる
         季節ごとに変わる星座の見え方

 

スポンサーリンク

 

星座を覚えるならプラネタリウムが手っ取り早い

名古屋市科学館プラネタリウムの投影機

私は名古屋に住んでいますが、今から40年くらい前の子供のころには、条件さえよければ天の川がうっすらと観ることができました。

しかし今では街明かりと大気汚染?で3等級くらいまでしか見ることができません。

これでは星座を覚えることは困難です。

そんなときにお勧めなのがプラネタリウムです。

名古屋であれば名古屋市科学館で観ることができます。

星座と神話を中心に時期ごとにテーマを変えていろいろ解説してくれます。

私が見に行ったときは男性の解説で、
天文に興味のない人なら眠くなってしまうような語り口でしたが、最新のCGも交えた解説がけっこう勉強になりましたよ。

星座の起源と数

星座は地上から見たそのままの並びに、物語や生き物になぞらえてその名前が付けられました。

その姿が季節によって変わることからカレンダーのような使われ方がされていたり、方角を知るのに役立つことや神話を基におとぎ話が作られるなどある意味娯楽的な要素もあったといいます。

ちなみに星座の数は全部で88個

これは北半球と南半球の両方で観られる星座すべてです。

日本では観られない、みなみじゅうじ座(南十字星)も含まれています。

かつては星座の数は「トレミーの四八星座」で知られているようにギリシャ時代にプトレマイオスがまとめたものとがありましたが、これは北半球で観られる48個の星座に限られていたのが、ヨーロッパ人による大航海時代に南半球も訪れるようになったために新しい星座が報告されるようになり、1928年に国際天文連合総会というところで88個の星座が決められたそうです。

それ以降恒星も星座名を使ったものに統一されたそうです。

代表的なものに

〇オリオン座のベテルギウス
〇はくちょう座のデネブ
〇さそり座のアンタレス

などがあります。

あわせて読みたい:ベテルギウスが超新星爆発すると衝撃波で人類が絶滅?

 

スポンサーリンク

 

北極星は変わる

北極星は長い年月の間に変わるということはご存知ですか?

かつて紀元前3000年の古代エジプト人がピラミッドを建造した時代には、北極星はりゅう座のトゥバンだったとされています。

歳差運動による北極星の動き

これは地球がコマのように軸が振れるような回転の仕方をする「歳差運動」をしているからです。

そのため天の北極も常に移動しているのです。

北極星だけではありません。

歳差運動によって黄道帯に位置する星座も今とは違ってきます。

今から5000年前にメソポタミアで作られたとされる星座は歳差運動によって変化し、その間に古代ギリシャ・ローマへ伝わりプトレマイオスがまとめたとされています。

これがアラブ人に受け継がれて現在の姿になったとされています。

ちなみに今から1万4000年後には、こと座のベガが北極星になるだろうといわれています。

ベガなら今の北極星より明るいので見やすくなります。
うらやましい(*^_^*)

もっとも1万4000年後となると今のような星座の姿はすっかり変わっているはずといいます。

それは空に輝く恒星すべてに重力が働いて常にどちらかに動いているからです。

それにその時代になると人類も様変わりしているでしょう。

世界がどうなっているのか見当もつきません・・・

ひょっとして太陽系外惑星に移住しちゃっているかもしれませんよ。

あるいは地球がターミネーターに支配されていていたりして((+_+))

       

黄道帯には13星座ある

黄道帯とは星座の範囲を太陽が通過する道みたいなもので、星占いでも頻繁に使われます。おひつじ座、おうし座、ふたご座・・・
という順番で占ってくれますよね。

つまり太陽が〇〇座に位置するときには、こうなる、ああなる、といった具合です。

その星座というのがこれまで12個あったのが「へびつかい座」が増えて13個になったというのです。

というのはへびつかい座がやたら大きくてその一部が黄道帯にかかってしまうんだそうです。

これは10年ほど前から判っていたとかで、天文学博士で作家のジャクリーン・ミットン氏が星占いは13星座で行うべきだと考案したそうです。

現在のところ12星座のままで星占いは行われているようで、結局ミットン氏の主張は占いの世界では無視されてしまったようです。

占いの業界でもこれまで長い年月をかけて培ってきた12星座の考え方を再度直さなければなりませんから迷惑な話だったかもしれませんね。

ちなみに「へびつかい座」は11/30~12/17に生まれた人だそうです。

もしか13星座が星占いに使われていたらあなたの運命が変わっていたかもしれませんよ(*^_^*)