星空というのは地球が太陽の周りを公転しているために日を追うごとに変わります。

季節ごとに変わる星座の見え方にも書いていますが、時期によって全く違った姿を見せてくれます。

一周が360度ですから、四季ごととなると90度動いて見えることになりますね。

たとえば1月1日、真東の地平線付近に見える星座が5月1日同時間には真南付近に見えてくるようになります。

季節ごとになるとこれだけ違った星座に入れ替わるのです。

ちなみに1年を通じて夜9時、真南に見える代表的な星座とα星や星雲などを載せておきます。

1月 :オリオン座(ベテルギウス、オリオン座大星雲)
2月 :おおいぬ座(シリウス)
3月 :かに座
4月 :しし座(レグルス、夏の大三角の一つ)
5月 :おとめ座(スピカ、夏の大三角の一つ)
6月 :てんびん座
7月 :さそり座(アンタレス)
8月 :いて座(銀河系の中心付近)
9月 :やぎ座
10月:みずがめ座(らせん星雲)
11月:アンドロメダ座(アンドロメダ大星雲)
12月:おうし座(アルデバラン、ヒアデス星団)

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星座だけではない美しい天の川

夜空を飾る星座を眺めていると月ごとにそれぞれの特徴があって何気なく眺めているだけで癒されることも多いです。

特に印象的なのは「天の川」でしょう。空気が澄んで明りが無いところであれば夜空を横切る“流れるミルク”のような神秘的な姿です。

夏に見る天の川が一番明るくはっきり見えて、逆に冬の天の川が最も暗く見えます。

私が初めて天の川を見たのが小学生の時でした。

親戚のおじさんに夜釣りに連れていってもらって、その時に釣りをしながらふと夜空を見上げると満天の星空で、生まれて初めてみる光景でした。それはそれは感動モノでした。

その時が真夏だったこともあり天の川の一番濃い部分がみられ、それが夜空を2分していたのを初めてみて、それが天の川というのはすぐに判りました。

それからです、釣りのことはさておき宇宙に関心を持ったのは・・・

親戚のおじさんには申し訳ないけど、釣りよりもどうしたらもっと星が見られるのか?ということばかりを考えている自分がいました。

それくらい真夏の夜空は私にとって一生忘れられない思い出になったのです。

それからは毎日夜空を眺めては変わりゆく星空を眺めては想いは天体望遠鏡を買ってもらうことに・・・

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数万年後には激変している星座

現在見ている星座は平面で見ているわけではなく、それぞれ遠かったり近かったりする恒星がそれぞれの形が作られて見えているわけですが、恒星が別々の方向に移動していて、数万年後には今とは全く違った姿に変わってしまうとされています。

また、恒星自体がいつまでも輝き続けているわけでもありません。
恒星自身にも寿命があっていつか死んでしまうからです。

たとえばオリオン座のベテルギウスはかなりの“高齢”でいつ死んでもおかしくないと言われています。

ベテルギウスが超新星爆発すると衝撃波で人類が絶滅?でも書いていますが、ベテルギウスの場合はその質量から最後には大爆発を起こしてしだいに消えていく運命にあるとされています。

それが1カ月後なのか100年後なのかは判りませんが、近い将来大爆発を起こすことは間違いないそうです。大爆発を起こすと月ほどの明るさに輝き、昼間でも見ることができると予想されています。

まあ、それはそれでめったに見られない天体ショーなので楽しみなんですが、問題はその後です。オリオン座はこの「ベテルギウス」を含めた4角形の独特の形が印象的な星座です。

星に興味のない人でもオリオン座が分かる人はいっぱいいます。それがオリオン座で最も明るい「ベテルギウス」が消えてなくなえればオリオンでなくなり、それだけで夜空がガラッと変わってしまうのでは?って感じているんです。

誕生月の星座は太陽の通り道

自分の生まれた日に応じて決められる誕生月で今後の人生を予想する星占いは、地球から見て自分の誕生日に太陽がその星座を通過することで決められています。

天空をを太陽が通る道のことを「黄道」と呼んでいますが、これで太陽のパワーにより運命が決められるような形になり、信じている人は気になるところですよね。

中には他の要素を取り入れてその人の性格や他の人との相性など決めている本がたくさんなりますが、良いことは信じて悪いことは無視するのが一番幸せになれるかもしれませんよ♪