よく宇宙の本を読むと
恒星
「惑星」
「衛星」
といった用語を目にします。

宇宙のことをほとんど知らない人にとっては

女の子(疑問)

これってどうやって分けられてんの?

って感じてしまうでしょう。

そんな方のために、恒星、惑星、衛星の違いを簡単に説明していきます。

宇宙を楽しむにあたって星の違いを知っておくと理解しやすい思います。

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星には恒星(親)、惑星(子供)、衛星(孫たち)という“家族”がある

恒星、惑星、衛星
星には大きく分けて
恒星、惑星、衛星
があります。

これらは宇宙を語る上でよく使われる言葉ですが、それにはきちんとした定義があります。

判り易く太陽系家族に例えてみます

恒星(親):太陽

惑星(子供):水星金星地球火星木星土星天王星海王星

衛星(孫):地球だと月、火星だとフォボス、ダイモス、木星だとイオ、エウロパ、ガニメデ他79個、土星だとタイタン他82個、天王星だとミランダ他27個、海王星だとトリトン他14個と、それぞれ衛星を持っています。

他には人工衛星がありますが自然界でできたものではないので除外します。

つまり自ら光を放っているのが「恒星」で、
恒星の周りを公転しているのが「惑星」
惑星の周りを公転しているのが「衛星」 ということになります。

したがって、夜空に光って見える星は、月、惑星以外は全て恒星です。

好則

私たちが観ている夜空は月や惑星以外は全て恒星と考えてもよそそうだね。

ここで気になるのが、衛星(孫)の衛星(ひ孫)はないのか?
ということですよね。

今のところそのような発見はされていないようです。

人工的な月の衛星(ひ孫)は実際にあるので可能ですが、自然界では重力の関係から衛星(ひ孫)は存在しないだろうというのが一般的な考え方のようです。

合わせて読みたい:衛星と惑星の違いと天然の孫衛星が存在しない理由

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恒星は燃えているわけではありません

太陽

構造的なものですが、恒星は核融合反応で自ら熱や光を放っており、数十億年もの長い間の燃焼を可能にしているそうです。

ここで気になるのがどうして恒星は燃え尽きることなく何十億年も燃え続けているのか?
ということですよね。

太陽は質量計算によれば、石炭や石油などの燃料から換算すると5000~6000年もあれば全て燃え尽きてしまうとある科学者がはじき出したとのこと。

19世紀までは太陽には何らかの燃料があって燃え続けているんだろうと考えられていましたが、宇宙には酸素がありませんから燃料を燃やすことはできません。

そこで考えられたのが「核反応」です。

早い話、恒星は燃えているわけではないのです

好則

恒星は燃えているわけではないんだね。

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恒星が自ら光や熱を発することができるのは核融合しているから

太陽の表面温度

原子爆弾は「核分裂」によって膨大な熱と光を発することはよく知られていますが、太陽の場合は「核融合」によって膨大な熱と光を発していると考えられています。

核反応には酸素は必要なくこの考えは理にかなっています。

ただし太陽も永遠に核融合が続くのかというとそうではありません。

計算によると今から五十億年後には核融合反応は尽きてしまうとのこと。

好則

50億年後には太陽も寿命が尽きてしまうんだね

合わせて読みたい記事:恒星の一生 誕生から 最後まで

とすると太陽(親)が死んでしまったら地球(子供たち)はどうなるの?
衛星(孫たち)は?人類は生きていられるの?
って不安になってしまいますよね。

ご安心下さい。

それまで人類の英知で生き延びられる方法を確立しているはずですから(^’^)

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