アンドロメダ銀河が肉眼で見えるって本当?

太陽系が属する銀河系に最も近いとされるアンドロメダ銀河は、天文ファンなら誰もが一度は見てみたい星雲ではないでしょうか。

様々な天文雑誌に必ずと言っていいほどその雄大な姿が掲載されていますが、天文初心者の方は「どうせ大望遠鏡でしか見られないんでしょ?」って感じるそうです。

私もそう思っていました。

ところがアンドロメダ銀河は肉眼でも見ることができるんですよ!

それも月よりももっと大きく見えるんです。

その大きさは何と5倍
それに明るさは3.4等級

3.4等級と言えばちょっと暗いですが、暗くて空気が綺麗なところなら肉眼ではっきり見える明るさです。

月でも簡単に見えるんですから、月の5倍もあるアンドロメダ銀河ならもっと簡単に見られるはずですよね。

しかしほとんどの人は見たこと無いって感じていませんか?

それは見たことが無いのではなくて
見たけど気がつかなかった
と言った方が正解でしょう。

なぜならぼんやりとしか見えないからです。

天文に興味が無い人なら
ただの雲にしか見えないでしょう。

アンドロメダ銀河は天の川が見えるところなら絶対に見えるはずなんです。

動画で分かりやすく解説:BBC 神秘の大宇宙 DVD全9巻

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アンドロメダ銀河は等級よりも実際はもっと暗い

しかし3.4等級ならもっとはっきり見えるはずでは?・・・と不思議に思っちゃいますよね。

これには理由があって等級の決め方にあるんです。

星雲や彗星はその構造からぼんやりと薄く周りに広がっていますよね。

こうした天体の明るさを決める時には全ての光を一点に集めた数値が等級として決められるんです。

なので「近々見られる大彗星はマイナス1等級!その明るさは〇〇並み!」といった見出しを目にすることがありますが、知らない人は物凄い期待を抱いてしまいますよね。

でも実際に観る大彗星は「あれ?何これ?がっかりした」って感じる人も多いようです。

だいたいこのようにがっかりする人は同じ類の写真を見て「こんなに凄い大彗星が観られるんだ」って思い込んでいるのです。

ところが実際に観る大彗星は「のような・・・」にしか見えずがっかりするようです。

つまりアンドロメダ銀河は等級から判断すると、「簡単に見える」といった思い込みから肉眼で見つけることは困難ということです。

ちなみに、私が初めてアンドロメダ銀河を肉眼で見た時の環境は、決して空気が澄んでいるとか灯りが無いとか恵まれた環境ではありませんでしたが、天の川が見えるか見えないかくらいの状態でした。

こんな感じです。
↓↓↓
アンドロメダ銀河

で、
「アンドロメダ星雲のカシオペア座(画像)を利用した探し方」でも紹介している方法で、私は「秋の四辺形」からアンドロメダ銀河の場所を特定し、天体望遠鏡で確認してから初めて肉眼で見えるようになったんです。

アンドロメダ星雲を天体望遠鏡で初めてみた時の感想は
「アンドロメダ星雲のカシオペア座(画像)を利用した探し方」
で書いています。

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アンドロメダ銀河のような暗い天体は視線をそらすと見えやすい

暗い天体を探す方法でちょっとしたことで肉眼で確認できる方法があります。

それは対象物から視線をそらすと言う方法です。

もちろん対象物が視界から外れてしまうような外し方ではなく少しだけ視線をそらすのです。

そうするとぼんやりとしたものが見えてきます。

一番見やすい方法は双眼鏡で見る方法ですが、7~10倍もあれば十分です。

天体望遠鏡を使って倍率を上げても全体像が視野からはみ出すだし、中心部がちょっと明るく見えるだけですから。

アンドロメダ銀河の観やすい時期は?

アンドロメダ銀河はアンドロメダ座にあるので秋(9月~10月)が一番観やすい位置にきます。

夜の8時から10時の東の空に見えます。

アンドロメダ座
地球の公転により1カ月に30度ずつ西に移動していくので最も観やすい時間帯を考えて見ると良いでしょう。

時間帯によってはアンドロメダ銀河が天頂付近にくるので、真上に双眼鏡で見る形となりと若干困難です。

ちなみに写真に映っているようなきれいな渦巻はたとえ双眼鏡でも見ることはできません。

大きな望遠鏡でも無理です。

しかし、写真に写すと色も付いて細かいところまで写るんです。

これは人間の眼の性質上そのようにしか見えないのです。

私もこれまで星雲や惑星などあらゆる天体写真を撮ってきましたが、全て写真の方が綺麗に見えます。

本当は肉眼で見たいのですが、眼の構造上見えないのであれば仕方ないですね。

アンドロメダ銀河の渦巻が見える特殊なレンズでも開発してくれればいいのですが・・・

合わせて読みたい記事:アンドロメダ銀河の写真の撮り方

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