月の誕生で最も有力な説とは

太陽系には8つの惑星があり、
その中で6つの惑星が衛星を抱えています。
地球が抱えているもその中の一つです。

しかし月は他の衛星に比べて一つの大きな特徴があります。

それはそれぞれの惑星に対する大きさの比率です。
というのは月は地球に対して非常に大きいからです。

衛星としては異常に大きな月

地球以外の惑星が抱えている衛星の大きさを見てみましょう。
各惑星とその一番大きな衛星の直径です。

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これらから見ると各惑星が抱えている衛星の大きさは、
そのほとんどが惑星の大きさの20分の一以下であることが判ります。

それに対して地球の月はというと

地球の直径は12,742Km
月の直径は3,474Km

ということで何と約4分の1 という異例の大きさなのです。
そこで気になるのが月はどうやって誕生したのか?

ということですよね。

矛盾点の多かった月誕生説

これまで月の誕生には様々な説が唱えられてきました。

1.兄弟説
月が地球に対して異例の大きさから、
地球と月は同じプロセスで形成されたという説です。

宇宙空間にあるチリが集まって地球と月がほぼ同時期にできたという説です。
しかしコレだと地球も月も同じ成分でないと説明がつきません。

アポロ計画で月の石を持ち帰って分析したところ
成分とその割合が異なることが確認されました。

こうした結果から兄弟説は否定されることにったのです。

2.分裂説
観測によって月は地球から徐々に遠ざかっていることが確認されてから考えられた説ですが、
地球がまだドロドロに溶けていたころ分裂してできたという考え方です。

しかしこれも兄弟説と同様、地球と月の成分が違うのを説明できません。

よって分裂説も否定されました。

3.捕獲説
兄弟説、分裂説が否定されると次に出てきたのが捕獲説です。

月は他の場所で形成されて太陽系をうろついていたところを
地球の近くを通った時に捕獲されたという説です。

コレだと月と地球の成分が違っているのを説明できますが、
月の大きさを4倍しかない地球が捕獲するには
重力が足りないことになりこの説も否定されました。

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最有力のジャイアントインパクト説

46億年前に太陽系が誕生して間もないころ、
今の地球の半分くらいの天体が互いに衝突し、
散らばった破片が片方の天体の重力により合体されてより大きくなり、
残りの破片が互いの重力で集まって出来たのが月であるという説です。

コレだと月と地球の成分が違うことも説明できますし、
矛盾している部分が無いことから有力視されています。

ちなみ月の形が形成されたのが45.3億年前で、
その後次々に他の天体が衝突し火山活動も活発だったのが
最終的に冷えて今の形に落ち着いたのが10億年前だそうです。

どうやら月の誕生はジャイアントインパクト説で落ち着きそうですね。

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