さそり座

さそり座のα星であるアンタレスが近々超新星爆発を起こすかもしれないということを知ってますか?

オリオン座のベテルギウスが超新星爆発を起こすと騒がれている裏で密かに噂になっているようです。

さそり座のアンタレスが超新星爆発を起こすとしたら何時頃なのか?

超新星爆発を起こしたら地球への影響はどうなのか?

超新星爆発の規模は?

そもそもさそり座のアンタレスは超新星爆発を起こすようね寿命を迎えているのか?

そこでさそり座のアンタレスの基本データをはじめ、性質や特徴を調べて見ました。

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さそり座のアンタレスの基本データ

さそり座のアンタレスは視等級が0.9等~1.2等までの変光星で、その変光周期は約5年と長いために変光具合を肉眼で確認することは困難です。

質量は太陽の15倍くらいとされていますが、直径は太陽の600倍~800倍と、太陽系で言えば火星までの軌道をすっぽりと収めるほどと非常に巨大化しています。

他の惑星恒星との大きさ比較画像がこちら
他の惑星や恒星との大きさ比較画像

アンタレスの表面温度は3500度と太陽よりも低いため色は赤くなっています。

これは恒星としての終末期を迎えているためであり、その質量からいずれは超新星爆発を起こすものと見られています。

実際に天文学者たちの間では超新星爆発の候補の一つとしてベテルギウスとともに最終段階にある恒星と認識されています。

それが何時になるのかですが、質量と現状から察するに核融合は継続されているものの、赤色超巨星の段階に入っているということは先は長く無いとされているようです。

地球からは550光年離れており、太陽系ともに同じ天の川銀河に属している、いわば“ご近所さん”くらい近い存在で、もし超新星爆発を起こせば地球に何らかの影響がありそうです。

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アンタレスは連星

アンタレスは肉眼では一つの赤い恒星に見えますが、実際は伴星を伴う連星となっています。

連星とは珍しいと思うかもしれませんが、宇宙の半数以上は2つ、3つの恒星が連なっている連星を成しており、太陽のような単独の恒星のほうが珍しいのです。

明るい方がアンタレスA、暗い方がアンタレスBと呼ばれています。

実視では2.9秒離れており、口径が150mmほどの天体望遠鏡で確認することが出来るそうです。

それでも実際にはアンタレスAとアンタレスBは550天文単位離れており、887年かけて一周していることが観測により確認されています。

さそり座とアンタレスの見つけ方

冬の代表的な星座がオリオン座なら、夏の星座はさそり座ですよね。

一見すると本当にさそりに見えてくるのが何とも印象的な星座で、アンタレスはさそりの心臓部とされています。

その姿がこれ
さそり座

7月から8月の夜8:00~9:00が観測しやすく、南の空の割と低めの位置で輝いています。

アンタレスのAとBが連なっているのを確認するには恒星食を狙うと確認できるといいます。

というのもアンタレスは白道の近くに位置しているため月の裏に隠れることがたまにあり、そのときに初心者向け天体望遠鏡でも数秒間だけ伴星のアンタレスBを確認できるとか。

次回アンタレスの食が見られるのは2023年9月21日とのことなので興味のある方は挑戦してみてください。

 

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アンタレスの寿命と超新星爆発の兆候

恒星は質量が大きいほど短命になるとされています。

太陽クラスの恒星であれば寿命はおよそ100億とされていますが、太陽の15倍の質量ともなるとその寿命は1000万年~2000万年位だろうと考えられています。

つまりアンタレスの寿命は1000万年~2000万年位ということで、太陽よりもはるかに短命であるということですね。

恒星が超新星爆発を起こすには必ず見た目の前兆があると言われています。

それは最終段階で赤色超巨星になるということ。

近いうちに超新星爆発を起こすかもしれないとされるオリオン座のベテルギウスもこれまでの観測では、赤色超巨星からの収縮が加速しつつあり球形を保つことが出来ないようで、見た目にも歪な姿をしていることが確認されています。

アンタレスはどのような姿になっているのかというと・・・赤色超巨星になってはいるものの、超新星爆発の兆候といえる収縮や歪になるなどの観測は報告されていません。

このことから一応アンタレスは当面は超新星爆発を起こすことなくアンタレスの心臓部として継続して働いてくれるものと見られています。

アンタレスは超新星爆発後に中性子星を残す

恒星は質量により最後の姿が違ってきます。

太陽クラスの質量であれば最後の段階で周囲にガスを放出しながら縮んで行き、白色矮星となると考えられます。

超新星爆発を起こす恒星は少なくとも太陽質量の8倍以上が必要とされ、15倍の質量を持つアンタレスであれば超新星爆発を起こすには十分な質量といえます。

そして超新星爆発を起こした後に中性子星ブラックホールを残すと考えられていますが、太陽質量の30倍以上ならブラックホール、それ以下なら中性子星になると考えられています。

アンタレスは太陽質量の15倍ということなので超新星爆発後は中性子星になると考えられています。

いずれにしてもアンタレスが超新星爆発を起こすことになればさそり座の心臓部を失うことになり、正にさそりの最後ということになるのではないでしょうか。