天の川銀河
引用元:Wikipedia

宇宙には様々な姿をした天体が存在していますが、それらの天体をあなたはどのくらいの大きさなのかイメージしたことありますか?

天の川銀河の直径は約10万光年であることは分かっていますが、光の速度で10万年かかると言われてもいまいちピンとこないですよね。

たとえば太陽や太陽系の果てまでと天の川銀河を比較して何となくでもいいので頭の中で描いてみたい・・・

突然こんな想いに駆られまして・・・

太陽系の惑星の大きさと距離感では太陽系の惑星をイメージするために各天体の大きさや距離を縮小してみましたが、今回は視野を広げて天の川銀河の大きさを計算してみました。

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天の川銀河はとんでもない大きさだった

天の川銀河との大きさをイメージするために他の天体の大きさを縮小してみたらどんなことになるのか?

とりあえずは光年という単位をKmに換算しなければなりません。

まずは天の川銀河の直径約10万光年をkmにすると計算式は以下のようになります。

1光年とは光が1年で進む距離なので1秒で30万キロとして計算してみます。

100,000(天の川銀河の直径)×300,000(光の速度)×3600(一時間)×24(1日)×365(一年)

ですから計算すると

946,080,000.000,000,000

となります。

0が多すぎてよくわかりませんが、約94.6京kmとなります。

まさに天文学的な大きさ!

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天の川銀河の大きさを太陽で割ってみると

太陽の直径は139万kmなので、天の川銀河の直径である946京kmを太陽の直径で割ると

946,080,000.000,000,000÷1390000=68,000,000,000

つまり天の川銀河は、太陽の680億倍の大きさということになります。

そして地球は太陽の109.1分の一

以上の計算値を踏まえてなじみの深い天体の大きさを一覧表にまとめてみました。

イメージしやすいように数値を縮小させています。

太陽の直径を1mmとした場合他の天体はどのくらいの大きさや距離になるのかご覧ください。

天体名 実直径(km) 縮小した直径
地球 12,700 0.009mm
太陽 139万 1mm
海王星軌道 90.7億 6.5m
はくちょう座V1489星 22.9億 1.65m
太陽~プロキシマ・ケンタウリ 40.2兆 28.9km
天の川銀河 94.6京 68000km
アンドロメダ銀河 208.12京 149,600km

2012年時点で確認されている最も大きいとされる恒星、はくちょう座V1489星でも1.65メートル。

ちなみにはくちょう座V1489星の大きさは太陽系では土星軌道あたりまでの大きさだとか。

太陽系に最も近い恒星、プロキシマ・ケンタウリまでの距離は4.25光年ですが、これも太陽の直径を1mmと仮定して計算してみると、28.9kmとなります。

いかがでしょうか・・・

天の川銀河の大きさ6万8千キロメートルに対して太陽はたったの1ミリメートル・・・

この大きさは地球5個分の長さを直径とする広さの中に直径1mmの砂粒があるというといったイメージになります。

地球に至っては0.01mm以下の埃くらいの大きさとなり、肉眼でも見えるか見えないかくらいの大きさとなります。

あまりに違いすぎてイメージどころではないですよね(*^_^*)

太陽系外縁部の惑星・海王星軌道の直径ですら6.5メートル

比べることすら憚られるような大きさの違いですよね。

イメージできないほどの“格差”です。

オールトの雲は太陽系の端っこという大きさだが・・・

太陽も海王星軌道も天の川銀河とは比較にならないほど小さな存在であることがわかりました。

それならもっと大きな視点で、今のところ太陽系の外縁部と考えられる「オールトの雲」の大きさを見てみましょう。

このオールトの雲ですが太陽系の端っこを球殻状に取り巻いていると考えられ、その大きさは太陽から14~15兆Km、直径にして約30兆km。

まれに地球上に現れる彗星がありますが、彗星には短周期彗星と長周期彗星の2種類があり、短周期彗星はエッジワース・カイパーベルト、長周期彗星はオールトの雲からやってくると考えられています。

太陽の重力が影響するとされるもっとも外側を包みこんでいるような姿になっていると考えられているオールトの雲ですから結構大きいのではないかと太陽の直径を1mmとして計算してみたら、

22.5km

天の川銀河を地球5個分の直径に縮小してもオールトの雲でさえ22.5kmとしてもこれまたイメージできません!

こうして比較してみると天の川銀河から見たら太陽系でさえ小さな存在かということがわかりますよね。

ましてや地球なんかは・・・

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天の川銀河はアンドロメダ銀河と衝突するが・・・

天の川銀河の大きさは10万光年、アンドロメダ銀河の大きさは22万~26万光年で双方は123万光年離れた位置にあります。

それらの銀河が将来衝突すると考えられています。

現在両銀河は秒速122kmという猛スピードで近付いており、やがて天の川銀河はアンドロメダ銀河に吸収されて新たな銀河が形成されるでしょう。

数千億個もの恒星を率いる両銀河が衝突すればただ事では済まされない!

そうなると太陽系はどうなるのか・・・ということですが、これまで解説させていただいたとおり、銀河に存在する天体は非常に密度が低くて恒星どうしの距離はものすごい間隔があります。

つまり両銀河が衝突しても恒星どうしが衝突するといった可能性はほとんどなく、太陽系にはほとんど影響がないと推測されており、さほど心配する必要もないと言われています。

アンドロメダ銀河の画像を見る限りでは恒星がぎっしりとひしめき合っているように感じますが実際のところはスカスカなんですね。

ただし、両銀河の衝突といっても今から40億年後と予想されているようで、40億年後といえば太陽が終末期を迎えて膨張し、地球軌道まで近づくために地球上の生命は太陽の熱により死滅すると考えられています。

もちろん人類は賢いですからそれまで宇宙のどこかで生き延びていることでしょう。

たとえ両銀河の衝突により太陽系に悪影響があっても人類には関係がないということかもしれませんね。

以上天の川銀河をイメージできるようにと計算してみましたが、比較イラストも描けないような大きさの違いに愕然としました。

今から138億年前に起こったとされるビッグバン以降、ものすごい速度で膨張している宇宙はいったいどれくらい広いのか想像もつきません。

まさに宇宙は果てしなく広いということですね。