リュウグウ

はやぶさ2が小惑星リュウグウに着陸したことが話題になっていますが、回収したりゅうぐうのサンプルを地球に持ち帰ることが出来るのかが注目されています。

2014年12月に打ち上げられ、32億kmはなれたリュウグウには2018年6月に到着したわけですから、3年半もの歳月が過ぎるほど遠い位置にあることが分かります。

リュウグウに到着してまず驚かされたのがその姿でしたよね。

まるでそろばんの珠のような姿に多くの人が可愛さを感じたのではないでしょうか。

地球帰還の予定は作業経過やリュウグウと地球の位置関係によっては変わってくるそうですが、およそ一年くらいで還ってこれるとのこと。

帰還予定は2020年末になるそうです。

そんなリュウグウですが、はやぶさ2が2019年4月3日現在作業中とのことですが、どのあたりを飛行しているのか気になります。

今回はリュウグウの現在位置に関して調べてみたのでご照会します。

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小惑星リュウグウの軌道

リュウグウは通常の火星木星の間に集中している小惑星帯に位置しておらず、殆どが火星よりも内側に軌道をとっています。

その軌道がこちら
  ↓↓
リュウグウの軌道

ただ、これだと指定した日にどのあたりにリュウグウが位置しているのか分かりませんよね。

そんなときに便利なサイトを見つけたのでご紹介します。

そのサイトがコチラになります

ホライズンズシステム
出典:NASA

NASAの「ホライズンズシステム」と呼ばれるプログラムのようで、英語版で翻訳しないとわかり難いですが、リュウグウの動きに加えて水星から海王星までの太陽系全ての惑星の動きも同時に見られます。

また、右上のボタンをクリックすると過去や未来のリュウグウの動きが分かるし、画面の適当なところをドラッグすると360度の方向からリュウグウと惑星との位置関係が立体的に分かるのでとても便利です。

指定した日にリュウグウがどの位置にあるのかが一目で分かるし、一時間単位、1日単位、1ヶ月単位などを指定して動画にもなるのでイメージしやすいですよ。

思い立った時に覗いてみてください。

ちなみにこのサイトで日時を指定したら2019年4月4日現在のリュウグウは金星の近くに位置していることが分かりました。

金星は明けの明星となっているので、早起きして東の空に輝く金星の方向を眺めながら奮闘しているはやぶさ2にエールを送ってやってくださいね。

 

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小惑星リュウグウが選ばれた理由

初代はやぶさがイトカワに行き、そして二代目のはやぶさ2が「リュウグウ」に決めたのには理由があります。

それははやぶさ2の飛行能力内で到達しやすい軌道だったのと、地球からの観測でリュウグウには水や有機物を含んでいる可能性が高い「C型小惑星」だったことにあります。

ちなみに初代はやぶさがサンプル回収に成功した「イトカワ」は殆どが岩石質で水を殆ど含まないS型小惑星でした。

そのため今回は前回との比較も含めて違う性質の小惑星を選んだというわけです。

小惑星の成分は、スペクトルによって大きく3種類に分類されています。

●C型小惑星
炭素質(有機物)や水でが多く含まれている小惑星で、現在まで発見されている小惑星の75%がここに含まれています。

今回選ばれたリュウグウもこれに相当し、サンプル回収が成功すれば太陽系の成り立ち解明に向けてまた一歩進むことになります。

●S型小惑星
ケイ酸鉄やケイ酸マグネシウムなどのケイ酸塩が主成分の石質の小惑星で、現在までに発見されている小惑星の17%がここに含まれます。

初代はやぶさがサンプルリターンに成功した「イトカワ」もこれに相当し、地球上に落下してくる隕石がS型小惑星が母天体ではないかとの予想が見事に証明されたという功績があります。

●M型小惑星 – 金属質
ニッケルや鉄等の金属が主成分として構成された小惑星で、原始小惑星の金属核と考えられています。

これを見れば初代はやぶさとはやぶさ2では目的がまったく違うことが分かりますね。

小惑星リュウグウでの作業を終えてからスケジュール

現在はやぶさ2は、クレーター探索運用といって弾丸を発射してリュウグウの表面に人工クレーターを作るための場所の選定を終えて、クレーター作成後の比較のために事前のデータ取得のために画像の撮影を行っているそうです。

そして作成された人工クレーターの状態を確認して危険性が無ければタッチダウンをしてクレーターの内部のサンプル回収を試みるとのこと。

もし危険性が指摘されることがあればリスク回避のためにタッチダウンを断念することもあるのだとか。

前回のリュウグウへのタッチダウンはピンポイントで着陸してサンプル回収を成功させた実績があるので、せっかく3億kmもかけて到達したのですから今回も成功させてもらいたいものです。

そうすれば二種類のサンプルが回収できたことになるので研究材料としては大きな差があることにあるはずです。

そして最後にリュウグウの表面を自立型の小型探査ローバ「MINERVA-II1」2機の運用です。

2019年の9月に一台目が分離され、二代目は2020年早々の予定になっているようです。

そしてリュウグウの探査を終えて地球への帰還となっているようです。

最後にカプセルを切り離して大気圏に突入させる予定ですが、初代はやぶさのように故障で機体も一緒に大気圏突入とならないように完璧に決めたもらいたいものです。

まあ私のような素人から見ればサンプルさえ回収できればどちらでもいいのですが・・・