KAGRA(かぐら)は何故、重力波の観測が出来なかったの?

アメリカの科学者が「重力波」の観測に成功したことが話題になっていますが、
これはアメリカにある国際実験チーム「RIGO」が観測に成功したとされています。

これは科学者にとっては衝撃的な出来事だったようで、ブラックホール
の存在や宇宙の成り立ちが改めて証明された出来事なんだそうです。

ただテレビやラジオで話題になっていることを聞いていると殆どの人が理解できないようで、
ただ凄いことってことぐらいとしか理解出来ていないようです。

こういったことは宇宙物理学を勉強した人でないと分からないでしょうね。

もちろん私もよく判りません(^^ゞ

動画で分かりやすく解説:BBC 神秘の大宇宙 DVD全9巻

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RIGOの重力波初観測はラッキーだった

今回のは重力は初観測は
KAGRA(かぐら)で梶田隆章さんは2個目のノーベル賞が狙える? 
で書いているように、重力波は年に数回程度しか観測できないとされ、
今回の「RIGO」で公式な観測に入る前の試運転3日目に初観測出来たことは
非常にラッキーといえます。

なんでも、当直技師が気が付かなかったとか・・・
それくらい「まさかの出来事」だったそうですよ。

その後この観測データが人為的なミスや解析チームを試すための
偽の信号の可能性など、様々な角度から徹底的に検証したとのこと。

そしてこの信号が3千キロ離れた2大の観測機で
同時に捉えられたことで本物の重力波と判断したそうです。

KAGRAは運転が始まっていなかった

今回の報道で個人的にですが、まず最初に疑問に思ったのが
日本での重力波観測装置の「KAGRA」(かぐら)では観測できなかったのか?です。

2015年の11月に「KAGRA」が完成したとのニュースが話題になり、
これまで世界でも重力波の観測に成功できていないことで初観測できるのではと注目されていました。

ところがアメリカに先を越されたわけで、
私としてはちょっと残念な気がしていたんですよね。

そこでよく調べてみたら実は「KAGRA」はまだ作動していないんだそうです。((+_+))

残念!

ところが新聞の報道なんかを見ていると昨年ノーベル賞で一躍時の人になった
梶田隆章さんのコメントは、「LIGOが重力波の信号を発見できたことに心から祝福する」
と発言したそうなんですよね。

随分のんきなこと言ってるなと思いながらも、
梶田さんの温厚な人柄が伝わってきます。

もっともここは“大人の対応”をしたんでしょうけど、
本心は「KAGRA」で重力波を初観測したかったのではないでしょうか。

今後はこれが本当に重力波なのかを検証する作業に入るそうですが、
「スタップ細胞」騒動にあるようにひょっとしたら間違っているかもしれず、
そうなれば、かぐら(KAGLA)が初観測に成功できるかもしれません。

いずれにしても世界の離れた場所で観測することに意義があるとかで、
今回のアメリカでの観測は1ステップということになります。

「KAGRA」もいずれ重力波を観測できる時が
来るでしょうからその時を期待して待ちましょう。

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重力波とは空間の歪みが波のように伝わる現象

重力波と言われてもピンとこない人がほとんだと思いますが、
分かりやすく例えればスポンジの上に鉄球を置いたときに鉄球は
沈み込んで周囲のスポンジが歪んでくぼむ状態とイメージ出来るといいます

スポンジの上に2つの鉄球があって互いの周りを回転すると
スポンジは激しく窪んだり元に戻ったりして揺さぶられます。

この揺れが波のように周囲に伝わるのが重力波です。

ところがこの重力波は目には見えないばかりか、非常に小さくて
よほど大きな波でない限り観測は不可能とされていたんです。

ちなみにどのくらい揺らぐのかというと、2つのブラックホール同士が
合体するときに発生する重力波でも、1天文単位(太陽と地球の距離)
に対して原子1個分とわずかしかないのです。

この揺れを観測出来るとされていたのが「RIGO」で見事に今回初観測できたわけです。

重力波を宇宙から観測する計画も

今回は地上の観測機で重力波の検出に成功したわけですが、
次世代の観測に人工衛星を打ち上げて大気圏外から
重力波を観測しようとする計画もあるそうです。

地上では地殻変動や火山活動などで震動があるのが
宇宙ではそのようなことが無いため考えられているとのこと。

それは欧州と米国が計画している「リーザ」、
日本では「デサイゴ」という名称で計画されているそうです。

ちなみに「リーザ」は太陽を周回する軌道に3個の
衛星を打ち上げて、一辺が500万キロの正三角形に配置。

その3個の衛星同士でレーザーを往復することで
重力波による距離の変化で観測できるというものです。

地上よりも宇宙から観測したほうが精度が高くなるとかで、
まるでハッブル宇宙望遠鏡
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡みたいですよね。

こうした観測により今後銀河の中心にある巨大ブラックホールや
ビッグバン直後の宇宙がどのようになっていたのかを調べることができるといいます。

日本の「KAGRA」も重力波のを検出して宇宙の謎の解明に貢献してほしいものです

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