地球儀

私たちは、地球が24時間で一周という速度で自転しているペースに合わせて毎日過ごしていますよね。

このペースが当たり前のように生活しているわけですから、ちょっとした事でペースが狂わせられたとしたら結構混乱してしまいます。

そのちょっとしたことよりもっと大きなことが将来起こるかもしれないのです。

それが地球の自転がストップしてしまうということ。

地球の自転は少しずつ減速されているとされ、このまま行けば完全にストップしてしまうと考えられているのです。

地球の自転がストップするのは何時なのか、何故地球の自転が減速しているのかをご紹介します。

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地球の自転が始まった要因

自転する地球
出典:Wikimedia

現在の地球の自転速度が決定付けられたのが「ジャイアントインパクト」と呼ばれる小惑星との衝突によるものと考えられています。

ジャイアントインパクト

しかし他の惑星の自転軸の傾きや自転速度を考えるとたった一回の衝突で決定付けられたとは考え難く、複数の衝突により決定付けられたとの考え方に落ち着きつつあります。

そもそも惑星の形成は太陽系に存在していた複数の塵が自らの重力により凝縮し始め少しずつ大きくなることで惑星に成長していったものと考えられています。

その際にお互い真中心に衝突するよりかはどちらか一方にズレすと考えるのが自然です。

地球が形成される際に複数回ズレて衝突することで回転が付き、最終的にジャイアントインパクトにより自転が決定付けられたと考えられます。

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誕生直後の地球は自転速度がとんでもなく速かった

月は「ジャイアントインパクト」により地球の周囲に飛び散った岩石や塵が集まって形成されたと考えられていますが、現在の大きさの月までになった当初は地球との距離が物凄く近かったと考えられ、そのときの地球の自転速度というのが一周を8時間で自転していたということ。

月は一年に約3センチ遠ざかっていることが分かっており、逆算すると誕生直後の地球と月との距離は現在の1/20~1/16と推測されます。

また誕生直後の地球の自転周期は5~6時間程度ととんでもなく速かったそうで、現在の24時間に比べれば極端に昼と夜の周期が短くなっていたということですね。

それでも現在の自転速度からすれば、時速に直して、 時速約1700kmという猛スピードで回転しているのです。

月の土地

地球の自転速度は月の引力により減速している

地球の自転速度は長期的に見て減速されていると考えられています。

その要因とは何か・・・

地球の自転を身近なものに例えるときに使われるのがコマですよね。

コマは最初勢いよく回転しているときには傾きながらも回転を続けています。

しかし時間の経過とともに回転速度は遅くなっていきやがて回転はストップして倒れてしまいます。

これは地面とコマの芯が接していることによる摩擦力がコマの減速に大きく関わっています。

では、地球の場合はどうか・・・

地球はコマの芯のように何かに接していることは無いので減速する要素など無いと感じますよね。

ところが地球そのものに自転速度を減速させる要素があります。

それが「潮汐摩擦」です。

潮汐摩擦とは、潮の満ち引きによる海水と海底の間に生じる摩擦力のことを言い、主に月の引力によるものと考えられています。

潮の道引き
出典:JAXA

地球は直径にして4分の一という衛星にしては大きな月が公転しているために引力により潮の満ち引きという現象が常に起きています。

潮の満ち引きは海水と海底との間で摩擦が生じることで自転速度の減速要因となります。

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地球の自転速度減速割合は一定ではない

凍りついた地球
出典:Wikipedia

そう考えるといずれは地球の自転もストップしてしまうのではないかと考えてしまいますが、そう単純なものでも無いようで、他の要因により自転速度が速くなることもあるのです。

それが地球内部にある「核」の運動が変化することとか、地球規模での海水や、氷河、陸上の水分の分布が変化することなどです。

こうして地球の自転は超短期で遅くなったり速くなったりしているので必ずしも一定の速度で遅くなっているとは言えないとの事。

ちなみにこれまでの観測によれば、1990年には1日24時間が0.002秒長くなっていることが確認されており、このまま行けば単純計算で一億八千万年後には1日が25時間になるそうです。

しかし、2003年には1990年と比較して1日が0.001秒長くなっているにとどまっており減速幅が縮まっています。

したがって地球の自転速度が長期的に見てどのくらい減速するのかは断定できないということになります。

ある科学者は地球の自転がストップするのは百数十億年後と述べるなど、ハッキリとした時期は推測されていないようです。

仮に百数十億年後に地球の自転がストップしてしまうと推測が認知されているとしたら、それまで地球は消えて無くなっている可能性もあることから自転速度のことなどどうでもよくなります。

つまり、太陽の寿命があと50億年と考えれば地球の寿命はもっと短くなるはずなので、それまでに地球の自転がストップすることはありえないということになります。