星空が奇麗な季節といえば何といっても冬ですよね。
夜になると気温も下がって極寒の中で夜空を観るなんて気にならないかもしれませんが、空気が乾燥して空気が澄んでいるために星がいつもより輝いて見えるんですよ♪
また上空の空気の流れが強いためにいつもより星がキラキラと瞬いて観えるのです。
一度暖かくして冬の夜空を眺めてみてください。
とても印象的な星座がたくさん目の前に現れます。
その中でもパッと目立つ星座といえば、何といっても三ツ星で有名なオリオン座ではないでしょうか。
天文に興味が無い人でもオリオン座は簡単に見つけられると思いますよね。
そのオリオン座の星と他の星座の星が形作る大きな三角形が「冬の大三角」として知られています。
大三角といえばこと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルで形成される「夏の大三角」が有名ですが、冬でも大三角があるんですよ。
今回は冬の大三角の位置とそれにまつわるお話について解説してみます。
冬の大三角は南の夜空に位置する
冬の大三角を見つけるにはオリオン座を見つける必要があります。
11月下旬から3月下旬あたりに南の空に見ることができます。
まずは日時を指定してオリオン座から説明しますね。
1月1日の夜10時か2月1日の夜9時に南の夜空に向いてください。
正面に明るさが同じ星が3つ並んでいるのがみえると思います。
これがオリオン座の「三つ星」で、その下にも同じように星が3つ並んでいて、これを「小三ツ星」と呼ばれています。
あの有名な「オリオン座大星雲」は、この「小三ツ星」にあります。
オリオン座を形作る4つの星がありますが、左上の「ベテルギウス」、右下が「リゲル」です。
冬の大三角の一つが左上の「ベテルギウス」です。
そして左下にひときわ明るく輝く星がありますが、これがおおいぬ座の「シリウス」です。
シリウスは冬の夜空では最も明るい星でマイナス1.4等星あるとされているのでかなり目立ちます。
さらに左斜め上を見ると小犬座の「プロキオン」が見えます。
「ベテルギウス」
「シリウス」
「プロキオン」
を線でつなぐとこれが「冬の大三角」となります。
近いうちに冬の大三角は消滅する?
そんな冬の大三角も近いうちに消滅するかもしれません。
というのは、冬の大三角を形成するオリオン座の「ベテルギウス」が超新星爆発を起こして消えてしまうかもしれないからです。
それも近いうちに・・・です。
と言っても、1カ月先かもしれないし100年先かもしれないという、いつ起きるのかが判らないと言われています。
これまでの観測によれば、ベテルギウスの表面の形がかなり歪になってきていることが確認されており、いつ超新星爆発を起こしても不思議ではないとされています。
ただ、地球からの距離が640光年あることから、現在見えているベテルギウスは640年前のものということになります。
つまりベテルギウスはすでに超新星爆発を起こして消滅しているかもしれないのです。
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冬のダイヤモンド
冬の大三角の位置が分かったところで、もう一つ見つけてほしいのが「冬のダイヤモンド」です。
これも明るい星を結ぶことでできる形ですが、ダイヤモンドだけに6角形をしています。
その星とは
おおいぬ座の「シリウス」
こいぬ座の「プロキオン」
ふたご座の「ポルックス」
ぎょしゃ座の「カペラ」
おうし座の「アルデバラン」
オリオン座の「リゲル」
冬の大三角に比べるとかなり大きなものになるので探し辛いかもしれませんが、画像を参考にしてみてください。
若干歪に見えますが、ひょっとしたらプロポーズに使えるかもしれませんよ(*^。^*)