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探査機「あかつき」を金星周回軌道に再投入成功! 

金星

JAXAが、探査機「あかつき」金星の周回軌道に乗せるべく姿勢制御エンジンの噴射を実行し成功したと発表しましたね。

それにしても最近の日本の宇宙開発は、「はやぶさ2」「H2Aロケットで初の商業衛星打ち上げ」そして今回の「あかつき金星周回軌道再投入」と、成功続きで改めて日本の技術が凄いってことが証明されましたね。

しかも、2003年に火星探査機「のぞみ」が軌道投入に失敗して以降、前回の金星軌道投入に失敗と、日本は一度も惑星探査に成功していなかっただけに今回の成功はようやく日本初の惑星探査が実現したことになります。

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軌道投入に失敗した探査機が再投入で成功した例は殆どない

前回の金星周回軌道導入に失敗したのが2010年ですから今回の再投入は5年ぶりということになります。

今回の軌道再投入の成功がどうして凄いことなのかというと、一度軌道投入に失敗したら再投入することは非常に困難だからです。

そして今回の成功で注目されたのがJAXAの女性研究員で、今回の再投入に向けて何万通りもの軌道投入方法から一つだけ導き出した方法で成功させたことです。

この女性研究員は結婚や出産を経て運用管制チームに復帰したとかで、家事や育児に忙しい中夫の協力もあってか仕事に集中出来たみたいです。

会見では再投入の前日に夫が“豆乳”鍋を作ってくれたとかで、ここでも家族の協力がうかがわれますね。

そもそも金星探査機「あかつき」は2010年12月7日の金星周回軌道への投入失敗の原因は、「燃料逆流防止弁の動作不良」ということが判っていて、メインエンジンが使えないので探査機の姿勢制御に使われている小型のエンジンで代用されたそうです。

今回が2度目の再投入ということで機材の寿命を考えると最後の挑戦ということになっていて、関係者もさぞ緊張していたでしょうね。

すでに機材の寿命が過ぎている

あかつきは前回の失敗で金星の周回軌道に乗せることができず、また予定より太陽の近くを公転していたことで太陽熱による影響も顕著で、今後2年にわたって金星を観測することになるそうですが、機材に故障が起きないか心配ですね。

というのは4年半とされる設計寿命を超えているようで、今後何らかのトラブルは起こりうると考えられているからです。

ただJAXA関係者によればあかつきはメインエンジン以外にトラブルは無く、意外と頑丈だったと感心しているとか。

 

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金星の観測計画

前回の金星軌道投入に成功していれば問題なかったのが、設計寿命の4年半を超えていることで燃料も残り少なくなっているので有効に使う必要があるとのこと。

その為に計画より高い軌道に入ってしまったとかで観測精度が落ちる可能性もあるそうです。

金星は地球とほぼ同じ大きさの惑星です、地球の公転移動よりも内側を公転していることで太陽に近い分、気圧は地表付近で90気圧、平均気温は400度、そして、時速数キロメートルの暴風が吹き荒れたりと、とても生命が生きていけるようなところではない灼熱地獄であることが判っています。

この中で時速数キロメートルの暴風を「スーパーローテーション」と呼ばれていて、これが大きな謎となっているようです。

金星は地球と逆に自転していて、一周するのに243日もかかるのです。

地球でもジェット気流が吹いていますが、地球が24時間で一周する「地球の自転」で発生すると言われています。

それが金星の自転が243日という自転時間が何故「スーパーローテーション」が発生しているのかが未だにハッキリと判っていないんだそうです。

世界が行った金星の観測

今回日本が金星の周回軌道へあかつきを送り込んだことで話題になっていますが、金星探査においてはすでに世界から遅れをとっているのです。

というのは、すでにアメリカと旧ソ連の宇宙開発競争で金星に探査機を着陸させたりかなり先を行った観測に成功しているからです。

1962年にはアメリカのマリナー2号が金星に3万キロまで接近して表面温度を摂氏425度であることを初めて観測。

1970年には旧ソ連のベネラ7号が金星に軟着陸、同9号が世界で初めて金星の周回機となったうえに、着陸機で金星表面の180度パノラマ写真撮影に成功。

1990年にはアメリカのマゼランは厚い雲に覆われた地表をレーダーで調べています。

それ以来2014年にミッションを終了したビーナスエクスプレスは金星大気の運動メカニズムや化学反応を調査。

これだけ見るとアメリカと旧ソ連だけでかなりの金星観測が行われていますが、未だに金星の謎は多くあるようで、あかつきが何らかの発見をもたらしてくれるかもしれませんね。

期待しておきましょう。

動画で分かりやすく解説:BBC 神秘の大宇宙 DVD全9巻

 

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