空気が綺麗で街の明かりがないところで見る星空は、とても綺麗で観ているだけで癒されます。
田舎に足を運んでこうした癒され方は、都会では体験できない貴重な時間ですよね。
そんなときふと思うことがあります。
それは宇宙から観える星空です。
地上から見る星空って大気を通して見ているために、どうしてもフィルターみたいなものがかけられてしまいますよね。
なので実際の明るさより暗くなってしまうのでは?
って感じてしまうわけです。
地上では肉眼で星空を見る場合、だいたい6等級くらいまでしか見ることが出来ないとされています。
これが宇宙から見たら何等級まで見えるの?
アンドロメダ星雲が雲みたいな見え方ではなくて、星の集まりが渦を巻いて見えるのでは?
空気がないので瞬かない星ってどんな感じなんだろう?
数え上げたらキリがありませんよね。
そこでネットで調べてみたんです。
そしたら意外なことが判ってきたんですよ。
宇宙で見る星は「★」ではなく「・」
地上で見る星は大気によって光が揺らめくので、恒星は揺らいで見えるので「★」のようなイメージで見えますよね。
ところが
宇宙には空気がありませんから揺らぐことは無いので「・」にしか見えないんだそうです。
ただ大気を通過した光の透過率は98%なので肉眼で見える星の数はあまり変わらないそうです。
でも宇宙飛行士に言わせるとくっきりと見えてとても綺麗だそうです。
あの宇宙飛行士の若田さんは、「地球では2次元的な印象だが、宇宙から観える星や天の川は3次元的に奥深さを感じた」とは話していたそうです。
奥行きのある天の川ってどんな感じなのでしょうね。
是非私も見てみたいです~
まさに宇宙飛行士ならでは特権ですよね。
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宇宙から星空画像は撮影が困難
地上からの星空の画像はいくつもあるのに、宇宙ステーションから撮影された星空の画像って見たことないですよね。
実はこれには理由があるんです。
私はその理由を聞いて思わず納得してしまいました。
それは宇宙ステーションが秒速8kmの超高速で地球の周りを公転しているからです。
秒速8kmで飛んでいる宇宙ステーションから暗い被写体を撮影するにはそれなりの設備が必要になります。
宇宙ステーションからは被写体が暗いと撮影は難しい
地上で星空を撮影する場合、星空という暗い被写体を撮影するにはシャッタースピードを遅くしないと撮影できません。
ところが、
カメラを固定して撮影すると地球の自転によって星が流れてしまいます。
これを防止するためにモータードライブと呼ばれる機器を使って星を追っかける形で撮影することになります。
しかしこれを宇宙ステーションから撮影しようとすると、動きに合わせられるようなモータードライブは無いので、かなり明るいレンズの高感度カメラで無ければ撮影できないはずです。
宇宙ステーションから撮影された地球の画像や流れた星の画像は頻繁に見られるのに、星雲や天の川の写真がほとんど無いのはこういった理由があるからです。
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宇宙ステーションから撮影された動画
いろいろと調べていたら宇宙ステーションから撮影されたとても綺麗な動画が見つかったのでご紹介します。
出典元 Alexander Gerst’s Earth timelapses
どうやら早送りしているようですが、
地球を撮影した動画のようで、オーロラや都会の明り、山間部の雷の光などが中心に映っています。
そして3分20秒あたり過ぎからバックに天の川が見えます。
見たところ銀河系の中心部のようです。