私たちが朝起きて夜寝るまで時間とともに生活していると言ってもいいですよね。
なのにその時間って計算するの面倒ではないですか?
1日が24時間、1時間が60分、1分が60秒・・・
これらの数値を計算することって多いですよね。
たとえば、1時間の4割というと、60×0.4=24分ですよね。
もし1時間が100分だったら40分と計算するまでもありませんね。
何故1時間が100分でなくて60分になってしまったのでしょうか?
こういう疑問は私が子供のころから持っていて、大人になった今でも変わりません。
日頃仕事上でいろんな計算がありますが、時間が絡む計算をすると物凄く面倒なんですよね~
時間が絡む計算って本当、面倒くさいんだヨね
頭の良い人ならパッと計算できるのでしょうけど、私のような回転の悪い頭しか持ち合わせていないような人にとっては電卓が無いと計算できないのです。
なので、いつもこうした計算をするときイラっとするんです。
私みたいな人って日本だけでなく世界中でけっこういるような気がするんですが・・・
世界は時間とともに動いていますが、この24時間や60分、60秒、などの時間の概念はいったい何を基準に何時どうやって決められたのでしょうか?
ということで、ここでその理由を調べてみることにしました。
24時間は地球の自転が基本
1日は、地球が自転により1回転することで決められていますね。
どうやって一回の自転をどうやって判断したのかと言うと、一説には時計の無い時代では1日を測るのに星を利用していたといいます。
ある星が再び同じ場所に来ることを1日と決めていたそうです。
ただここで問題なのは地球は太陽の周りを公転しているのでしだいに見える星は変わってくるということです。
なので、ある星を決めていてもその星が昼間昇ってくるようになると見ることはできませんから、おそらく星座ごとに一番明るい星を基準にしていたと思われます。
また他の説では太陽が真南に来ることで位置を決め、それから次に太陽が真南にきたときを1日と決めていたというのもあります。
まあ、よく考えれば太陽を利用した方が的確だし簡単に思えますね。
どちらにしても曇っていては1日が測れないデメリットがありますが・・・
面白い説に1秒は「心拍数」から来ていると主張している学者もいるようです。
しかし脈拍は年齢によっても大きく変わるし、その人の体力によっても大きく影響されます。
1日を24時間にしたのは月の公転から
1日は24時間で区切られているのは、今からかなり昔に決められたとのことですが、これには理由があるそうです。
私たちに馴染みのある月ですが、月は満ち欠けを繰り返しながら地球の周りを約30日かけて一周します。
これが12回繰り返すと約1年となることから、1年を12で分けたことが始まりとされているようです。
昔の人が月の満ち欠けを見て、一年に12回繰り返すことから12という数字が基本になっているんだね
大昔の人は月をみてカレンダーを作っていたとされたことから現在まで引き継がれているそうです。
こうして「12」という数字が基準となり、昼12時間、夜12時間、合計24時間が1日と決められたとのこと。
1時間が60分、1分が60秒と言うのも12が基準となっていて、12の倍数である60が採用されたそうです。
以上のことから現在の時間は「12」という数字が基本になっていることから、当時の月の満ち欠けが如何になじみ深いのかが判りますね。
関連リンク:月は自転しているのか?
現在ではセシウム原子時計で1秒が決められている
以前まで地球の自転を基に定義されていた「時間」ですが、19~20世紀にかけて数々の観測により1日の長さに僅かながら変動があることが判り、現在では公転周期を基準にしているとのことで、原子核を利用した「セシウム原子時計」が秒の定義として採用されているとのこと。
何故変動するのかというと、地球には海と大気があるので海流や大気の流れ、それにマントル対流やそれに伴う地震、さらには月と地球の引力による潮汐力によるものだと考えられているようです。
誤差160億年に1秒の誤差しかない時計を開発
つい最近の話ですが東京大学で「光格子時計」と呼ばれる超精密な時計が開発されたとの報告がありました。
原子の壁から放出される電磁波を利用して開発された時計だそうで、何でも世界最高の制度だそうです。
2台の時計を1カ月にわたって比較確認したそうですが、これまでの基準が無いために行われたとのこと。
いずずれにしても160億年後に1秒の誤差が本当なのかは人類が目にすることは無いはずです。
なぜなら地球の寿命が後50億年だからです!(^^)!
関連リンク:人類移住先候補の惑星を発見!?