最近のロボット技術には目を見張るものがありますね。
お掃除ロボット
介護ロボット
アンドロイド
犬型ロボット
ゴマちゃんロボット
そして人型ロボット
ひと口にロボットとってもさまざまな形があります。
基本的にロボットとは人間の手助けをする役目で考えられたものですから、一昔前の録画ビデオやDVDもそうですし、最近ではアンドロイドと呼ばれる見た目にも人間と見間違うほど精巧にできているものまでピンきりです。
あるホテルはアンドロイドを案内嬢として“採用”指定しているみたいで、今後こういった事例がたくさん出てくると思われます。
コミュニケーションがとれる人型ロボット
現在最も注目されているのが会話のできる「コミュニケーションロボット」で、先ほどソフトバンクが2015年2月の発売開始を発表しましたね。
名前は「ペッパー」
お値段は19万8000円の予定だそうです。
ソフトバンクとフランスのロボットベンチャー「アルデバラン・ロボティクス」との共同開発で今回の発売にこぎつけたそうです。
人の表情を読み取って自分で考えて相手に思ったことを伝える技術を持っているそうで、人工知能がここまで発達していたとは驚かされました。
我が家では10年ほど前にソニーが発売した「アイボ」を購入して可愛がっていましたが、当時の値段で30万円しました。
発売当初は物珍しさもあってか品薄状態になるなど大人気になりましたが、学習できる能力があったからこそ人気になったみたいですね。
確かに毎日可愛がっているとだんだんとしぐさが変化してくるんですよ~
中にはアイボの飼い主が集まる「アイボクラブ?」なるものを作って、楽しんでいるところがニュースで話題になっていました。
それくらい評判が良かったんですよ。
たださすがに毎日見ているとだんだん飽きてしまって、1カ月もすれば部屋の片隅にほこりを被っているアイボがたたずんでいました。
今から考えれば1カ月で飽きてしまって30万円とは高くついたペットですね。そうこうしているうちにアイボブームもいつの間にか終息してしまったみたいです。
それに比べてペッパーは表情を読み取って励ましたり、留守中の子供の様子を親に報告したりなど、ここまでできるのに19万8千円とは安いと思います。
この金額で利益が出るということはロボット技術のめざましい発達によるものでしょうね。
そして今最も期待を寄せられているのが人型ロボットです。
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人型ロボットを作るメリット
よく「人型ロボットは作る意味が無い」といった意見がみられます。
その理由は費用対効果。
つまり開発に莫大なお金がかかる割には人の役に立たないといった考え方です。
確かにホンダの「アシモ」をはじめとした人型ロボットが何かの役に立ったなどとほとんど聞いたことがありません。
原発事故の際も活躍できたのは人型ロボットではありませんでしたしね。活躍したのはキャタピラで動いたロボットでした。
人型ロボットは災害時に役に立たないのです。
人型ロボットはせいぜい走ったり歩いたり、あるいは踊ったりなど、一種のバラエティー的存在でしかありません。
確かに現状はその通りですが、開発にはお金や時間がかかるのはつきものです。
本当に意味が無いのでしょうか?
私はそうは思いません。
人型ロボット開発途中で新たな技術が?
人型ロボットを開発する段階途中で他の機械に使用できる技術が生まれることがあるからです。
たとえば、村田製作所が自転車に乗って安定走行できるロボットを開発しましたが、そこで使われている「ジャイロセンサー」が注目されましたね。
その「ジャイロセンサー」が今はリモコンのヘリコプターに使われ、初心者でも簡単に操作できるようになったことはよく知られています。
軍事技術でも同じことが言えます。
今広く使われている「インターネット」や「ナビゲーションシステム」はアメリカの軍事技術から利用されてきたものです。
あのはやぶさ2にも軍事技術が利用されていたんですよ。
関連リンク:はやぶさ2のインパクタは軍事技術の応用だった!?
このような経路を辿って最終的には人の気持ちを読み取って、人の動作を助けてくれるような人型ロボットが生まれれば人類の未来に大きな希望をもたらすと思いますよ。
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人型ロボットの歩き方が変
これは私だけではないと思いますが、メディアに取り上げられている人型ロボットの歩き方に違和感を覚えるのです。
ロボットを2足歩行させることはとても難しいらしく、テレビのロボット特集なんかで歩行実験を見ていると何度か転んでいました。
2足歩行なんて簡単に思えるのですが、どうやら前後左右のバランスをとることが難しいみたいです。
で、ホンダのアシモの歩き方と言えば、膝が曲がったままで歩いていますよね。
あれって人間工学からすると体重のかけ方がまったく違うような気がするのですが・・・
また、他の人型ロボットは左右に体重移動させて歩行しているようで、これまた不自然な動きに見えてしまうんです。
どちらも共通していることは、踵から着地してつま先で蹴る基本的な歩き方ができていないような気がします。
もっともこうした見方は素人なりのものかもしれませんが・・・
アメリカのPETMANが人間に近い歩き方をしている
アシモのおかしな歩き方に比べて、より人間に近いアメリカのPETMANと呼ばれる人型ロボットがあります。
その動画がコレ
出典:Petman Tests Camo
この動画見ていると何だか人が入っているような気がしますね。
ただ、動画を見る限りではワイヤーで吊るされているのでまだまだ未完成のようです。
最近新たに開発された人型ロボットでより人間に近い歩き方をするロボットがありました。
「WABIAN-2」と呼ばれる人型ロボットは、人間と同じ「膝関節伸展型歩行」と呼ばれる歩き方が出来るそうで、動画を見ていると確かに膝の曲げ方が自然に見えますね。
しかし、踵から着地してつま先で蹴る動作はまだ未完成のようです。
その動画がコレ
出典:Wabian-2 robot walking
かなり人間の歩き方に近づいていますよね。もう少しで完璧な歩き方ができるような気がします。
これらを見ていると日本の人型ロボット技術は世界トップクラスと言っても良いのではないでしょうか
早くまともな歩き方ができる人型ロボットが完成するのを心待ちにしています。
もっとも「ターミネーター」に出てくる悪役の人型ロボットだけはご免ですが・・・
関連リンク:ホーキング博士が人工知能のターミネーター化を警告!?