アポロ計画で月面の星条旗は真空だから揺れやすかった!  

「月面に星条旗をさす時の動画は空気があるかのような揺れ方が不自然である。だからアポロ計画は嘘である」といった話を耳にします。

当ブログ記事「アポロ計画がでっち上げって本当?」でも書いていますが、仮にでっちあげだとすると無理があるということで結局、陰謀論は否定させていただきました。

しかし、未だに陰謀論を信じ込んでいる人も少なくないようで、まだ燻っているみたいですね。

そんな中、先日テレビを見ていたら「アポロ計画の陰謀論・・・」のようなタイトルで、アメリカの国を挙げての陰謀論について放送されていました。

その中で出てくる、映像作家・アポロ陰謀論者バート・シブレル氏によると、

そもそもアポロ計画がケネディ大統領により発表されたのが、1961年のソビエトによる人類初の有人宇宙飛行に先を越されてから慌てて計画されたもので、10年以内に月に人類を送り込むなんて最初から無理があったと主張しているとされています。

その後何度か実験を繰り返したものの事故の連続で、ロケットエンジンの燃料を安定的に燃焼させることができない状態だったとのこと。

ようやく成功したのがたった15分間だけの有人宇宙飛行だったそうです。

それまで15分しかできなかった有人宇宙飛行が、僅か数年で月に人を送ることができるはずが無いというのがバート・シブレル氏の主張です。

また月面着陸後の映像に不自然な点があるとして、ますます疑惑が深まったそうです。

その映像というのが以下の4点だと主張しています。

1.月に旗を設置した時に空気が無いはずなのにまるで風になびいいているかのような動きがあった。
2.月のバックにみえるはずの星が一切見えない。
3.着陸船や人の影の角度や長さが違う
4.着陸船の下がロケット噴射による凹みがない

テレビ番組としてこの4点を実験検証してみた物を放送していたのですが、私にとっては初めて見た内容で思わず納得してしまいました。

結論から言うと月面着陸の映像には不自然な点は無かったということでした。

関連リンク:月の土地をプレゼントできる!

けっこう面白かったのでちょっと解説しておきますね。

旗は真空の方がなびきやすい

これが最も驚いたのですが、「空気が無いのでなびくはずが無い」というのは完全な思い込みで、実際には空気が無いからなびきやすいし、なびく時間も長くなるというものでした。

どうやって実験したのかというと、科学の実験で使用される真空ポンプで密封されたガラスの器の中を真空にしてリモコンで回転させるようにした旗をセットしておきます。

最初に通常の状態で旗を左右に回転させてなびく様子を撮影しておきます。

次に真空にして同じように旗を左右に回転してみます。

すると明らかに真空状態の方がなびきやすく見えました。

つまり、旗がなびくというのは、空気が邪魔をしてなびき難いという結論です。

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カメラのシャッタースピードにより人と星は同時に撮影できない。

天体写真撮影の経験がある人なら判りますが、星は非常に暗いので通常人を撮影するようなシャッタースピードで撮影すると星はまったく写りません。

星を撮影する場合は10秒くらいはシャッターを開けっ放しにしないと写らないのです。

月面では昼間ですから、太陽光線に照らされた宇宙飛行士や周辺を撮影する場合にはせいぜい1/250秒くらいではないかと思われます。

1/250秒で星が写らないのは当たり前で、真っ暗な月面のバックに「星が写るはずだ」と言うのが思い込みであることが判りますね。

影は遠近法や地形で変化する

紹介されていた画像を見ると2人の宇宙飛行士の影が長さが違って平行ではないのがはっきりとわかります。

確かに一見矛盾しているように見えますが、これは平たんな地形だったら平行でないとおかしいですが、斜面や高低差があれば影の角度や長さは違って見えます。

また着陸船と手前の岩の影が平行ではない点においても、これは「遠近法」によるもので遠方と近くでは角度が違ってくるのは当然のことなんだそうです。

月の地質は硬い

月の表面はサラサラな砂に覆われてはいるものの、その砂の層は非常に薄くロケット噴射に吹き飛ばされても表面の砂が吹き飛ばされるだけで見た目には凹むほどにはならないとのこと。

これが地球なら生命活動や雨や風などによる風化で柔らかい地質になり、ロケット噴射で凹むことはあるかもしれないですが、月には空気も無ければ生命活動も無いわけですから地球のような地質にはならないそうです。

つまりこれも知識不足による思い込みということになります。

以上が番組の中で検証されていたものですが、よくよく考えれば、バート・シブレル氏が指摘した動画や画像を何故、専門家に依頼して検証してもらわなかったのか?が不思議でなりません。

これは結局「アポロ計画が陰謀」というのを前提としているもので、“陰謀の方が注目される”といったうがった見方もできます。

結局、バート・シブレル氏は金儲けで「アポロ計画陰謀論」を主張しているのではないでしょうか?

番組の最後に検証結果を突き付けられても、バート・シブレル氏はこんなことを言っていました。

「1960年代に月に行けたのなら今頃は月面基地ができているはずで、今でも月に行けないのに何故、その時に月に行けたのか?そう考えればアメリカが嘘を言っているのは明らかだ」と・・・

いずれにしても、このバート・シブレル氏はいろんなことを指摘しながらまったく裏を採らないのは大きな欠点ですよね。
状況証拠だけで「○○のはずだ」との彼の主張にはどんどん信憑性が無くなります。

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