ちょっと前に民間の火星移住片道切符計画?なるものが発表され話題になりましたが、つい先日NASAによる本格的な火星旅行の準備が始まったようです。
最初、火星移住計画で片道切符と聞いた時に「そんなこと参加する人いるんだろうか?
しかも2025年なんてできる訳ないだろう。
それにまだ人類が一度も足を踏み入れていない火星に10年後とは荒唐無稽も甚だしい・・・」
その報道とは
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「マーズワン(Mars One)」ミッション
いくらなんでもこれは無理でしょって思っていました。
ところが
NASAが火星への往復を計画
今回の発表はNASAが支援するということでがぜん信ぴょう性が出てきました!
それがコレ
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宇宙探査模擬実験プロジェクト
この計画は火星に永住するのではなく一定期間滞在して計3年かけて往復するというもので、それに伴う模擬実験だそうです。
火星に行くには8カ月かかる?
いくら火星が地球のおとなりの惑星だからといってそう簡単には行ける距離ではありません。
素人的に考えれば、2年2カ月ごとに接近するのだからその時に行けばすぐ着くのではと考えがちですが、接近時の平均で7800万キロ、大接近した時でも5600万キロです。
地球を1周するのが約4万キロですから地球から火星ともなると途方もない距離であるのがお分かりでしょう。
往復で3年としているのは片道航行だけで8カ月を想定しているようです。
これまで火星には無人探査機で何度も成功しているので道筋には不安はないでしょう。
有人飛行に必要となる食料や飲料水は、酸素は宇宙ステーションで実証済みだし8ヶ月間は生きていくうえでは問題ないとされています。
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乗組員の精神状態を試す模擬実験
火星に行くという技術的なことよりもむしろ、乗組員が8か月の間に閉鎖空間で精神的なダメージを受けたり思わぬ疾患を受けたりしないかということでしょう。
そこで今回地上での模擬実験が初めて8カ月という長期間行われようとしています。
ちなみに、こうした実験はロシアがすでに始めていて、1年半もの期間で6人中4人が睡眠障害を訴えたといった実験結果を発表しています。
今回の報道を見る限りNASAが計画しているので旅費がどれくらいだとか、年齢制限はあるのかだとか、どのような資格が必要だとかといった制限は発表されていないところを見ると、アポロ計画のように人類を火星に初めて送ることを目的としているようです。
冒頭に書いた移住計画ではないみたいです。
「放射線」は大丈夫なの?
そのほかに、気になるのは「放射線」です。
放射線は宇宙空間で飛び交っており、今のままではモロニ放射線を浴びてしまいます。
地球上ではオゾン層が放射線を遮ってくれるので人類は守られているんですが、宇宙空間にはオゾン層はないのでどうやって放射線を遮るのでしょうか?
ちなみに、宇宙に1日滞在するだけで地球上で半年分の放射線を浴びる計算になるそうです。
ということは、計算すると8カ月で120ミリシーベルトになり、日本が規制している一生で100ミリシーベルトをたった1回の火星旅行でオーバーしてしまうことになっちゃいます。
ということは放射線の影響を受けやすい子供の長期宇宙旅行は危険ということになりますよね。
放射線を遮る技術が開発されない限り宇宙への家族旅行はまだまだ先のようですね。
こんな時宇宙戦艦ヤマトで使われた「ワープ」ができたら良いのですが・・・・
って期待しちゃいますよね(^’^)
だれか開発してくれないかな(*^_^*)
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