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惑星直列なんてそもそも無かった!?

惑星直列

1970年代に「惑星直列」という本がベストセラーになり、近いうちに惑星が一直線に並んで、お互いの重力によって天変地異が起こり人類が絶滅るとしてちょっとした騒ぎになりましたよね。

その惑星直列の時期が1982年の春だったそうですが、結局何も起こらず過ぎてしまい、後になってあの騒ぎは何だったのだろうと、今思えばオカルトマニアに上手いこと騙されたなあって感じですよね。

最近では殆ど聞かれなくなった惑星直列ですが、ネットを見ていると次の惑星直列はいつなの?なんて質問している人もけっこういるみたいで、未だに惑星直列を恐れている人もいるみたいです。

2015年1月5日惑星直列で無重力に・・・

そして2014年末に世界を駆け巡った惑星直列に関する妙な噂がありましたよね。

2015年1月5日、午前2時47分、惑星直列が起こった時に地球上で重力が軽減され、場所によっては無重力になるかもしれないというものでした。

その瞬間にジャンプをすると高く飛べる?といったことだったように記憶しています。

テレビやラジオでも放送されていましたが、殆どの人が信用していなかったのではないでしょうか。

中には本当にその時間にジャンプをした人も何人かいたようですが、もちろん何の変化も無く過ぎ去ってしまいました。

そこで惑星直列について調べてみました。

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過去の惑星直列は範囲が広かった

最近だと2002年に惑星直列が起こったそうですが、その対象とする惑星は、水星、金星、火星、木星、土星の5惑星だけで、しかも33.3度の範囲に並んだということにしか過ぎません。

これを惑星直列といえるのかどうか、捉え方次第で何とでもいえますよね。

全惑星が一直線に並ぶことは無い

惑星直列といっても、いくつかパターンがあるようです。

たとえば

太陽-水星-金星-地球-火星-木星-土星-天王星-海王星

金星-水星-太陽-地球-火星-木星-土星-天王星-海王星

海王星-天王星-太陽-水星-金星-地球-火星-木星-土星

水星-金星-地球-火星-木星-土星-天王星-海王星

あるいは影響が大きそうな惑星だけに注目して

太陽-金星-地球-火星-木星-土星

金星-地球-太陽-火星-木星-土星

など、いくつもパターンが考えられます。

またこれらの並びがどのくらいの角度の範囲内に収まるのかで違ってきます。

私達のイメージからしてピッタリ一直線に並ぶか、地球から見てせいぜい5度くらいの範囲で並ぶのが惑星直列と言えるのではないでしょうか。

そう考えると、どうやら水星から海王星まで8個の惑星が並ぶ惑星直列が起こることは、過去10万年でも無かったし今後10万年でも無いそうです。

いずれにしても惑星直列というのは、何個以上の惑星についていうのか、何日以内でのことなのか、決まった定義が無いので曖昧な形になっています。

 

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各惑星の公転周期と質量から見ると重力の影響は軽微

次に太陽系の惑星を質量と公転周期から見てみましょう。

惑星 公転周期(年) 質量(地球との相対質量)
水星 0.24 0.055
金星 0.62 0.815
地球 1.00 1.00
火星 1.88 0.1074
木星 11.86 317.83
土星 29.46 95.16
天王星 84.02 14.54
海王星 164.77 17.15

これから最小公倍数を取って計算できるそうで、結果としては135万年に一度くらいは惑星直列があるとのこと。

地球上には300~400万年前には猿人がすでに存在し、200万円前には石器を使っていたと考えられているので、惑星直列で人類が絶滅するとしたらすでに2~3回絶滅していることになります。

人類が現在まで高度な文明を築くことができたということは惑星直列によって絶滅経験が無かったと考えるのが自然のような気がします。

ちなみに地球の質量は5.974×10の24乗kgなので各惑星の相対質量を掛け算することで質量を求めることができます。

太陽の質量はというと地球の相対質量は332946となります。

惑星で最も大きな木星でさえ質量は太陽の約1000分の1であり、地球から太陽の4倍もの距離のところを公転しています。

重力は質量に比例するので最も大きな木星でさえこれですから、他の惑星も含めて地球に及ぼす重力が如何に軽微かが分かりますよね。

天文用語に惑星直列は無い

そもそも惑星直列という言葉は天文用語には無く化学的な意義はありませんが、もし、一定の範囲内に肉眼で観える惑星が輝いている姿は幻想的に観えるかもしれません。

惑星直列による重力の変化は太陽と月から受ける潮汐力の数十万分の1ともいわれ、殆ど無視できる数字といえるそうです。

というわけで、惑星直列が地球に大災害を及ぼすほどの重力では無いということですね。

結局は出版社や映画界が儲かるようにわざと煽っているのかもしれません。

これまで小惑星の衝突やら彗星の落下などで何度も騒がれましたが、どうやらそうした噂は真に受けてはいけないということのようです。

 

 

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