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「星雲」「星団」「銀河」の違いとは 

銀河系を上から見た姿

空気がきれいなところに行って夜空を見上げると、無数の星が輝き、天の川が横切る姿が目に映ります。

良く見るとぼんやりしているところや、星が集まっているところなど、違った姿も見えてきます。

このように宇宙にはさまざまな姿をした星の集まりがあり、星雲、星団、銀河と呼んでいますがどのように区別されているのでしょうか?

大まかに言うとこういうことです。

星雲:チリやガスなどの集合体

星団:いくつかの星の集団 数十万個規模の恒星集団

銀河:星団が集まっている集団  数千億個の恒星集団

とまあこんな感じなんですが、けっこう曖昧な部分があるようです。

私が子供のころには現在のアンドロメダ銀河はアンドロメダ大星雲と呼んでいましたし、天の川銀河も銀河系と呼んでいました。

つまり昔はこういった天体を総称して「星雲」と呼んでいたのが、今では星雲,星団,銀河と呼び方が区別されるようになったというわけです。

ということで今回は星雲,星団,銀河について違いを詳しく見ていきます。

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星雲とは塵やガスの集まり

主に銀河内に存在する塵やガスが集まった天体で、散光星雲、惑星状星雲、暗黒星雲、超新星残骸に分けられます。

その多くは天の川銀河内で発見されていますが、近年アンドロメダ銀河内でも星雲が確認されています。

それでは各星雲の特徴を見ていきます。

散光星雲

ガスや塵などの星間物質が恒星の光を反射して見える星雲をいいます。

代表的なところでは、オリオン座大星雲がこれに相当します。

オリオン座大星雲

この中で新たな星が次々と誕生しているとも考えられています。

惑星状星雲

惑星状星雲は太陽クラスの質量を持つ恒星が核融合反応を終えて寿命を迎え、周囲にガスをまき散らして縮んでいき、最後に中心に残った星の放出する紫外線に照らされた星雲です。

有名な惑星状星雲としては次のような物があります。

こと座の環状星雲(M57)(NGC6720)
こと座の環状星雲(M57)

こぎつね座の亜鈴状星雲(M27)
こぎつね座の亜鈴状星雲(M27)

おおぐま座のふくろう星雲(M97)
おおぐま座のふくろう星雲(M97)

みずがめ座のらせん星雲(NGC7293)
みずがめ座のらせん星雲(NGC7293)

うみへび座の木星状星雲(NGC3242)
うみへび座の木星状星雲(NGC3242)

みずがめ座の土星状星雲(NGC7009)
みずがめ座の土星状星雲(NGC7009)

ふたご座のエスキモー星雲(NGC2392)
ふたご座のエスキモー星雲(NGC2392)

ちなみに、こと座の環状星雲は初心者向け天体望遠鏡でも観測することが出来ます。

ドーナツ状に観えるのがけっこう感動ものですよ。

暗黒星雲

光をさえぎるガス体や微粒子で構成され背景にある恒星の光を遮っている星雲で、有名どころではオリオン座の馬頭星雲がこれに相当します。

オリオン座の馬頭星雲

暗黒星雲の正体は、以前は何も存在しない穴のような場所と考えられてきましたが、現在はドイツの天文学者マックス・ヴォルフが考えた「光を遮る物質が暗黒星雲」が定説のようです。

超新星残骸

恒星が超新星爆発を起こして四方八方に散らばった残骸により構成された星雲で、有名なのはおうし座にある「カニ星雲」です。

カニ星雲

あわせて読みたい:かに星雲が超新星爆発した後の残骸って知ってましたか?

 

 

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星団は恒星の集団

銀河内に存在する恒星がお互いの重力によって集まった天体で、「散開星団」と「球状星団」に分けられます。

それではこの2つの星団について見ていきましょう。

散開星団

数百個の恒星がまばらな状態で集まっている天体で、比較的若い恒星から成り立っています。

代表的なところでは、おうし座の「プレアデス星団」(日本名:すばる)がこれに相当します。

プレアデス星団

比較的大きいので肉眼でも確認することが出来ます。

球状星団

数十万個の恒星が密集している天体で、年齢が百億年以上の恒星から成り立っているとされ、銀河のディスクとバルジを取り囲むハローと呼ばれる領域に分布しています。

代表的なところでは、ヘルクレス座のM13がこれに相当します。

ヘルクレス座のM13

銀河は星の大集団

銀河は星雲や星団とは比べ物にならないくらい大規模です。

太陽系が属している天の川銀河は直径が十万光年、恒星の数は2000~4000億個あるとも言われています。

地球から250万光年離れたお隣のアンドロメダ銀河に至っては直径が22~26万光年もあり、恒星の数も1兆個あると言われています。

それに比べて星雲や星団は、せいぜい10~100光年程度しかないので、銀河が如何に大きいかが分かりますよね。

また宇宙には地球から観測できる範囲で1700億個もの銀河が存在するとされ、実際にいくつあるのかは未だにはっきりしていません。

そんな銀河にもいくつかの種類があります。

1926年にアメリカの天文学者エドウィン・ハッブルにより銀河には渦巻銀河、レンズ状銀河、楕円銀河、棒渦巻銀河、どれにも当てはまらない不規則銀河に分類できると提唱されました。

渦巻銀河

その名の通り中心部に向かって渦を巻いている銀河のことで、アンドロメダ銀河がこれに相当します。

アンドロメダ銀河

渦巻銀河のほとんどは中心に大質量のブラックホールが存在すると考えられています。

レンズ状銀河

その名の通り渦巻銀河と同じようにレンズ状の形をしている銀河で、渦巻銀河のような腕がみられないことからこのような呼び方になっています。

ガスや塵が非常に少ないのが特徴で、若い星もみられないことから新たに星が形成されることが無くなった銀河では?との考え方もあるようです。

代表的な物ではりゅう座 NGC 5866銀河がこれに相当します。

りゅう座 NGC 5866銀河

楕円銀河

球形に近いものから楕円形をしたものまであり、1000万~1兆個もの恒星が含まれています。

以前は楕円銀河が渦巻銀河に進化するのではと考えられていましたが、その後の観測により楕円銀河の星は渦巻銀河の星よりも古いことが分かっています。

代表的な物ではかみのけ座の楕円銀河NGC4150がこれに相当します。

棒渦巻銀河

銀河の中心部に葉巻のような形をした構造物があってその周囲に渦巻状の腕を持つ銀河です。

太陽系が属している天の川銀河がこれに相当します。

不規則銀河

渦巻状の腕も見られず楕円状の形態も持たない銀河をいいます。

ガスや塵を非常に多く含み新たな星の形成が活発に行われている場合が多いといいます。

代表的な不規則銀河は

大マゼラン雲
小マゼラン雲

がこれに相当します。

あわせて読みたい:動画で分かりやすく解説:BBC 神秘の大宇宙 DVD全9巻

 

 

2 Responses to “「星雲」「星団」「銀河」の違いとは ”

  1. なお より:

    記事を読ませていただきましたが、いくつか間違っているところがありますよ!

    例えば、球状星団があるのは銀河の中心ではありません。

    逆の銀河の外側、ハローに存在するんです。

    せっかくの天文サイトですから、もう少し勉強しましょう。

    • nguweb より:

      なお様

      このたびは当ブログへ間違いを指摘していただきありがとうございます。

      ブログに書かれている内容はメディアや本、ネットなどから情報を取り入れていますが、稀に間違った情報を掴んでしまうことがあります。

      きちんと裏をとれば良いのですが、自分の中では正しいとの思い込みでそのまま掲載してしまい、これまで何人かの方に間違いを指摘されて改修してきました。

      ご指摘の球状星団の銀河内分布位置に関しては改修しておきました。

      他にもいくつか間違いがあるとのことですが、一応確認しましたがどこが間違っているのか分かりません。

      よろしければどこが間違っているのか教えていただけないでしょうか。

      ブログの品質を向上させるためにご協力頂けると嬉しいです。

      お手数おかけして申し訳ありませんがよろしくお願いします。

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