屈折式と反射式天体望遠鏡

ここでは埼玉にお住まいのI様から頂いた質問です。

I様から快諾していただきましたので公開させていただきます。

大した経験も無い私ですが判る範囲でアドバイスさせていただきました。

皆さんに私の回答を読んでいただいてもっと良いアドバイスがあれば、ご意見、ご感想、ご質問投稿フォームより教えていただけると嬉しいです。

動画で分かりやすく解説:BBC 神秘の大宇宙 DVD全9巻

スポンサーリンク

メッセージ本文:双眼鏡と望遠鏡について

はじめまして。

現在、星をみたくて双眼鏡と望遠鏡の購入を考えているものです。

高校の頃は1年間ですが天文部におり、子供の頃は6.8センチの屈折赤道儀を使っておりました。

メーカーはミザールです。ただもう35年も前の話で、当時は木製の架台でずれてしまうという難点がありました。

高校のとき、ミザールを持っているといったら先輩にバカにされました。

やはり望遠鏡はタカハシじゃないとと。

タカハシはどこが優れているのですか?

女性であるため子供の頃から限られた場所自宅でしか天体観測ができません。

公園など外はひとりでは危ないし、ひとりで旅に出ることもままならないからです。

今回は、家を購入し、都内から埼玉に引越したところベランダから星が天頂付近と南が少し見え感動してしまいました。

見えるところだけでももっと見たいのですが何が適当ですか?

本当は天体写真や星雲、星団を見るのが夢なんですが、あいにく、うちが邪魔して北極星が見えません。

そうすると赤道儀は使えませんよね?

今は技術が発達して、見えなくても合わせることはできるのでしょうか?

こんな私に適した望遠鏡はなんでしょう。

惑星はそんなに興味ないです。

さんざん子供の頃みたので。

写真なら撮りたいですけど。

それと使い方は説明書など今はついているのですか?

当時は藤井旭さんの本を

双眼鏡ではアルビレオ程度も見えないんですよね。
双眼鏡を三脚にくっつけるにはどうしたらいいんですか?
双眼鏡も天体観測に適したものってあるんですか?

初対面なのにいろいろ質問してしまってすみません。

急がないので教えていただけると嬉しいです。

 

スポンサーリンク

 

当ブログからの回答

このたびはブログよりご質問をいただきありがとうございます。

夜空の奇麗なところに家を購入されたんですね。

うらやましいです。

私は生まれも育ちも名古屋で、今から40~45年ほど前の子供のころは空気もきれいで、天気さえよければうっすらと天の川が見えていたんですが、今では3等星がやっと見えるくらいで、残念ながら天体観測からすっかり遠ざかっています。

テレビや新聞で天文関連のことを観ては昔の天文に感動していた自分を思い出しています。

なのでブログに書いてあることは昔の体験談と本を読んで理解できたことだけしか書いていません。

さて双眼鏡と望遠鏡の購入を考えておられるとのことですが、高校生時代に天文部に所属していたとなれば、そこそこの機材を購入したほうが良いと思います。

ビクセンならコストパフォーマンスもいいですし、双眼鏡や天体望遠鏡も品ぞろえが方豊富なのでお勧めです。

また、判らないことがあればメールで親切に答えてくれるので助かります。

一度説明書の詳細も問い合わせてみてはいかがでしょうか?

実は私は星を見るために双眼鏡は必要性を感じなかったので購入したことが無く、いつも友人の双眼鏡を借りてアンドロメダ大星雲やオリオン座大星雲等を観ていました。

アルビレオを双眼鏡で観たことが無いので判りませんが、昔使っていた口径60mmの屈折天体望遠鏡で倍率を上げることなく簡単に連星として観えた記憶があるので、おそらく双眼鏡でも観ることができると思いますよ。

ただし手で持って観るのは被写体がブレやすいので三脚に固定しなければいけないと思います。

残念ながら双眼鏡を三脚に固定したことが無いので判りません。

ごめんなさい。

天体望遠鏡ですが、今はミザールは残念ながら人気が落ちていますね。

タカハシの天体望遠鏡はハイマニア向けといった位置づけで世界的にも人気のメーカーです。

私はこれまで購入した天体望遠鏡はケンコーとビクセンで、タカハシはあこがれのメーカーでした。

それだけに価格も高く、とてもではありませんが購入できる代物ではなかった記憶があります。

現在ネットで調べてみてもハイマニア向けといった位置づけは変わっていないみたいで、殆どの人がこれまでの天体望遠鏡に買い替えだそうで、初心者が初めて購入することは殆どないそうです。

天体写真や星雲、星団を見るのが夢とのことであれば、赤道儀の天体望遠鏡が必要ですが、北極星が見えないとなると簡易的な方法でセットするしかないと思います。

これは人に聞いた話ですが、夜間北極星の見える場所まで移動して赤道儀の軸を調節して北極星の高さにセットしておきます。

そして自宅に帰ってから翌日の昼間に方角をセットします。

日時計の要領で中心から北に影が映るので、望遠鏡の中心と先端を合わせれば真北に向くことになります。

位置決めは望遠鏡の先端と三脚の中心から糸に重りを垂らして線上に合わせてセットします。

かなりアバウトな方法ですが、少々の微調整で天体を観測することができるらしいです。

ただそれだと星雲のような暗い天体を撮影する場合に、露出が長ければ長いほどズレてしまう可能性があるので難しいかもしれません。

私の場合は赤道儀もモータードライブがなく手動で動かしていたので、暗い天体の撮影はできませんでしたが、目で見る分にはさほど不自由は感じませんでしたよ。

こんな回答で申し訳ありません。

天文に関しては子供のころから大好きで、惑星、星雲、彗星、流星群等を観たり撮影したりしてきましたが、専門的に勉強したわけではないので、難しいことは判りません。

今になっていろんな本を読んで勉強しています。

それでも理解できない部分は非常に多いです。

今後は理解できる範囲で記事を書いていこうと思いますので気が向いたらまた見に来てください。

また何かありましたら遠慮なく質問してください。

出来る範囲でお答えいたします。

後書き

この方は子供のころから天体観測が好きで、双眼鏡と天体望遠鏡の選択に迷っておられるようです。

現在川越天文同好会というサークルに入会して、親切な会長さんの元で天体観測を楽しんでおられるようです。

私も覗いてみましたが皆さん素晴らしい天体写真を撮影されていて、かなりのハイレベルなサークルと感じました。

初心者向け天体望遠鏡

 

スポンサーリンク