水星と彗星ってどう違うのか知っていますか?

天文関連用語ではいろんな言葉があって、中には初めてお目にかかる用語もたくさんありますよね。

その中でも漢字は違うのに読み方は一緒というのがあります。
水星彗星がそれです。

水星彗星、読み方は同じですが構造や大きさなどの特徴、動きはまったく違うもので、ただ単に読み方が違うだけです。

太陽系では大きく分けて「恒星」「惑星」「準惑星」「衛星」「小天体」分けられています。

水星 はこの中で「惑星」で、彗星は「小天体」ということになっています。

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水星とは太陽系の第一惑星でクレーターが無数にある

水星は太陽系の第一惑星で、太陽の周りを約88日で公転していて、直径は4800kmと太陽系の惑星では最も小さく、表面は月のようにクレーターが無数にあります。

大気はほとんどなく表面温度は日中で360度、夜はマイナス170度ととても生命が住めるところではありません。

自転周期が1400時間ととてもゆっくり自転していて密度が高い惑星です。

また、これまで水星の内部は個体の核があるとされてきましたが、最近の観測によると核はドロドロの液状になっているそうで、通常小さな惑星の核は個体とされる常識が覆されつつあるようです。

いずれにしても水星は昔からなじみの深い惑星で、地球に近いことから観測しやすく、無人探査機「メッセンジャー」も史上初で水星周回軌道を周っていて数々の観測結果をもたらしてくれています。

今後は徐々に高度を下げていき120Kmまで接近するそうで、さらに詳しい画像がみられると期待されています。

今後の観測結果を期待したいところです。

最近NANAが「インスタグラム」と呼ばれる公式アカウントを発表し、これまで探査機や宇宙ステーション、ハッブル宇宙望遠鏡からの鮮明な画像が掲載されています。

どれも凄い画像ばかりで今まで見たことのない姿を公開しています。
水星のアップもあるので一度覗いてみてください。

全て英語なので面倒ですが、和訳ツールで読んでみると判りますよ。

関連リンク:太陽系の天体の特徴・意外な法則があった!

彗星とは太陽に接近して尾を引く天体

一方、彗星は、大きさは大小さまざまで、小さいものは1kmしかなく、大きいものでも10km程度と言われています。

構造は小さな岩と雪、氷、砂利が混ざったような「汚れた雪だるま」のようなものといわれています。

彗星は、太陽に近づくと熱で氷が解け、太陽風によって太陽と反対側に流されて、ほうきみたいな形をしているんです。

地球との距離によっては長い尾が見えるようになり、美しい姿を見せてくれます。

彗星の軌道は、楕円軌道、放物線軌道、双曲線軌道、の3種類あり、楕円軌道の彗星は周期的に太陽の近くに戻ってきます。これを周期彗星といいます。

周期彗星として初めて発見されたのがハレー彗星です。

ハレー彗星は、楕円軌道の周期は76年で、運が良ければ人生で2度見られる彗星として知られています。

それまで彗星は一度現れたら二度と戻ってこないとされていましたが、ハレー彗星は当時の学者が計算で76年という周期を導き出しその通り現れたので驚かれたそうです。

毎年10月21日前後に訪れる「オリオン座流星群」はこのハレーすい星が母体となっています。

流星の数はあまり期待できませんが、まだ流星を見たことが無い方には深夜頑張って観察するのも良いかもしれません。

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彗星が突然現れる理由

よく「彗星のごとく現れる」と言われるように、彗星は突然現れることがあることからこのように言われています。

というのは、夜空に見える星はすでに判っているのでどのような動きをしても計算で判るので驚くこともないのですが、彗星は周期によっては

数千年もかかるものがあり、人が一生で初めてみることが多いので「彗星のごとく・・・」という表現になったといわれています。

新彗星を発見することを趣味?としている“彗星ハンター”が世界中には多くいますが、毎年見つかる彗星の約半数はまったく新しく発見された彗星だそうです。

この突然現れる彗星ですが、いったいどこからやってくるのだろうか?

一番有力な説は太陽から1光年のところに太陽系が形成されていた当時にその周辺に微惑星が集まったといった説で「オールトの雲」と呼んでいます。

というのは、多くの彗星の軌道を計算すると、太陽からいちばん遠くなった地点が全て1光年という数値に行き着いたからとされているからです。

おそらくそこから何らかの衝撃で軌道が変わり太陽に向かって“落ちてきた”のが彗星ではないでしょうか?

ニュースでは2014年10月19日に火星に大接近するサイディング・スプリング彗星が火星を周回する火星探査機マーズが撮影した画像が話題になりましたね。

画像を見る限りサイディング・スプリング彗星の尾は見られませんが、通常は火星の軌道あたりから尾を引くとのことなので今後尾が出始めるのではないでしょうか。

13万8000キロの距離から撮影できたというのは大きな成果でしょう。マーズが彗星と衝突するのを避けるために若干の軌道修正をしたそうです

から、それくらい近いということなんでしょう。

緊急速報:人類初の彗星着陸

2014年11月13日人類で初の彗星に無人探査機ロゼッタが着陸機「フィエラ」を着陸させることに成功したと報道がありました。

今後彗星から尾が噴き出す様子が見られると期待されています。

「探索機「ロゼッタ」人類初の彗星着陸で何が判るのか!」でも追っていこうと思っています。

消滅してしまう彗星もある

これまで多くの彗星が現れては故郷に帰って行きましたが、稀に消滅してしまう彗星もあります。

それがアイソン彗星です。

アイソン彗星は2013年12月に大彗星で地球に接近するとされていて、その雄大な姿を期待されていましたが、なんと太陽に“食われて”しまったんです。

アイソン彗星を追跡していたNASAが、太陽に近ずく同彗星をリアルタイムで確認していたら太陽に最接近した後現れるはずのアイソン彗星は姿を見せなかったそうです。

このことから判断するにアイソン彗星は太陽の引力でばらばらになり蒸発してしまったのではないかとされています。

せっかく地球に接近して長い尾を見せてくれると期待されていたのに太陽に食われるとは思ってもみませんでした。

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